【セコイア18日】KTLAによると、カリフォルニア州のセコイア国立公園でオオカミの個体が確認された。州内の国立公園でオオカミが姿を見せるのは100年以上ぶりとされ、自然生態系の回復を象徴する出来事として注目されている。
この個体は、近年カリフォルニア各地で確認されている移動個体の一つとみられ、北部から南下した個体群の一部である可能性が指摘されている。専門家は、州内で進むオオカミの再定着の兆候として調査を続けている。
オオカミはかつてカリフォルニアからほぼ絶滅していたが、オレゴン州などからの自然分散により近年再び姿が確認されるようになっている。
一方、カリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)は、家畜被害を防ぐための対策として以下のような方法を提示している。
- オオカミは人間を恐れ、通常は人や集落を避ける傾向がある
- 放牧地では訓練された「レンジライダー(監視人)」や牧畜従事者の配置が有効
- 夜間は柵や囲いで家畜を保護することが推奨される(恒久柵・可搬柵いずれも有効)
- 番犬(家畜護衛犬)の導入は有効な防御手段となる
- センサー式照明などの動体検知ライトも野生動物の接近を抑制する効果がある
- 病気や衰弱した家畜はオオカミを引き寄せる可能性があるため、速やかに隔離・除去することが重要
こうした対策を通じて、野生動物との共存と家畜保護の両立が求められている。
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