トーランス市が電動自転車の規制強化 時速28マイルまで走行可能なe-バイクの市営歩道・公園・施設内での使用を禁止(12/19)

【トーランス19日】トーランス市の市議会は16日、電動自転車(通称e-バイク)の使用規制を強化する方針を決定した。具体的には、走行可能な場所や方法に関する規則を制定する内容。
 市議会は今年4月、公共事業委員会と交通委員会に対し、e-バイクの無謀な運転を規制する方法を検討するよう指示しており、これが今週の条例制定の背景となった。可決された電動自転車の規制強化条例では、時速28マイルまで走行可能な電動自転車の市営歩道・公園・施設内での使用を禁止するなどの措置が盛り込まれた。
 電動自転車は歩行や自動車、一般の自転車よりも移動が速く容易な手段として人気が高まっており、あらゆる年齢層の利用が増加している。しかしトーランス市では、電動自転車利用者の危険行為が相次ぎ、事故や負傷事故が増えている。
 例えば今月初め、22歳の市民がデルアモ・ファッションセンター内で電動自転車を運転し、進路を阻んだ警備員に衝突しそうになったとして逮捕された。
 市当局によると、ウィルソン公園の自転車道を使うe-バイクのライダーの危険運転に対し、苦情が寄せられたことがあるという。
 条例では、時速28マイルまでのペダルアシスト機能を備えたクラス3電動アシスト自転車を「自転車」の定義に含めるよう規定。これにより、電動アシスト自転車も自転車と同様の交通法規を遵守し、自転車が走行できる場所や時間帯に関する全ての適用法令に従わなければならない。
 この条例では、クラス3電動アシスト自転車が歩道や市営公園、レクリエーション施設で走行することも禁止されている。通常の自転車についても、商業地区の歩道や学校・教会・レクリエーションセンター・遊び場に隣接する歩道での走行は認められない。さらに、ウィリー走行やその他の「アクロバティックな操作」を含むスタント走行、および自転車運転中の携帯端末使用は、すべての自転車利用者に対して禁止されている。
 ただし、条例には現時点で違反に対する実質的な罰則はほとんど設けられていない。職員報告書によれば、市は主に「教育を最優先とした取り締まり」に重点を置く方針だという。

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