今季初のサンタアナ疾風で2,000世帯以上が計画停電 SCE社が火災防止措置(10/29)

【ロサンゼルス29日】南カリフォルニアで29日、今季初のサンタアナ疾風が吹き、南カリフォルニア・エジソン(SCE)社が安全措置として実施した計画停電により2,000世帯以上が停電し、さらに2万2,373世帯の停電が検討されている。
 停電の影響を受けたのは、ロサンゼルス、ベンチュラ、サンバナディーノ、リバーサイド各郡の顧客。2日間にわたるサンタアナ疾風の影響で気温は華氏90度台に達し、一部地域では風速が時速50マイルに達した。
 計画停電は、強風で空中に舞った物体が送電線に接触して火花を散らす事態を防ぐのが目的。SCE社は深夜までに顧客への電力供給を再開すると発表した。  
 カリフォルニア州の3大電力会社は過去10年間、このような計画停電で顧客への電力供給を遮断する戦略を採用している。
 SCE社は現在、1月に19人の死者を出したイートン・ファイヤーの原因となった可能性のある自社設備について調査を受けている。
 

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