LAダウンタウンの「Original Pantry」が閉店  リオダン元市長のレストランとして人気 長年の従業員らは抗議|ららら新聞VOL.58

らら三郎(ららら編集部)

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LAダウンタウンの「Original Pantry」が閉店 
リオダン元市長のレストランとして人気
長年の従業員らは抗議

◆ロサンゼルスのランドマーク

ロサンゼルス・ダウンタウンのフィゲロア通りに1924年にオープンした、リチャード・リオダン元市長(2023年に92歳で死去)がオーナーだったことで有名なレストラン「Original Pantry」が2日、惜しまれる中閉店しました。
 2日には、サワードウ・ブレッド、ステーキ・エッグ、パンケーキなどの人気メニューを求めるお客さんの長い列が店の外にできて、中には、開店の3時間前の午前4時頃から並び始めたという常連のお客さんの姿も見られました。
1963年以来この店に通う親子は、「閉店の決断は受け入れ辛い」と、寂しい表情を隠せませんでした。

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◆リオダン元市長の遺産

 「Original Pantry」は、リオダン元市長の遺産により所有されていましたが、遺族は、「リオダン元市長の遺産管理委員会は、Original Pantryを閉鎖し、その所在地である不動産を売却することが、リオダン財団の使命である慈善事業の継続のために、最も多くの財源を提供する最善の道だと判断した」と説明しました。
 昨年、現在のオーナーは組合である「Unite Here Local 11」に対し、このレストランの売却の可能性があれば閉店することになるだろうと通告。レストランの外では抗議活動が行なわれてきました。同組合によれば、従業員の多くは何十年もこのレストランで働いており、たとえレストランが売却されたとしても、彼らの雇用を守るようオーナーに強く求めています。
 地元の人々や観光客に人気で、年中無休で営業してきた「Original Pantry」は2日、午後5時に閉店しましたが、一部の従業員はレストラン内で抗議活動を続け、通りの反対側でも、閉店を非難する数十人のデモ隊の姿が見られました。
 「Unite Here Local 11」のカート・ピーターセン共同代表が抗議デモで逮捕されましたが、その後に釈放となっています。

(3/5/2025)

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