【ロサンゼルス11日】新型コロナウイルスの影響を受けて14カ月近く閉鎖していた野外音楽堂「ハリウッド・ボウル」が今夏、パワーアップして戻ってくる。
ハリウッド・ボウルを運営するロサンゼルス・フィルハーモニック協会は11日、夏のコンサート・スケジュールを発表。シーズン中の約50のパフォーマンスのうち、招待者限定の5回は、医療従事者やファーストレスポンダー、エッセンシャルワーカーらへの無料コンサートとして実施する。無料コンサートの初回は5月15日で、ベネズエラの指揮者グスターボ・ドゥダメル氏がLAフィルと共演する。
一般へのサマーシーズンの幕開けは7月3日で、スーパー・ファンク・バンド「Kool & the Gang」が登場し、7月4日の独立記念日には花火大会が開催される。今シーズンのハイライトは、7月16と17日のクリスティーナ・アギレラ、8月13日と14日のH.E.R.、9月14日のヨーヨー・マの公演など。9月10日から12日は「Black Panther」、9月17日には「Harry Potter and the Half-Blood Prince」が、LAフィルの生演奏とともに上映される。
ロサンゼルス・フィルハーモニック協会は、入場する会員の大半が、新型コロナウイルスのワクチン接種完了者と想定。2つのセクションを、ワクチン接種を終えていない観客用にリザーブし、これらの客にはコロナ検査の陰性証明の提示が求められる。また、会場では全員にマスク着用が義務付けられる。
入場券の販売は6月1日から。詳しくはサイトで、
https://www.hollywoodbowl.com