中毒のアシカ、イルカが南カリフォルニアの沿岸で増(6/20)

【ロサンゼルス20日】南カリフォルニアの海域で発生した藻類による毒の中毒症状を見せる海洋哺乳類を地元の救助団体(Channel Islands Marine & Wildlife Institute)が救出している。

しかし、南カリフォルニア沿岸で最近発生した藻の大発生により、ますます多くの海洋哺乳類がドーモイ酸中毒という毒に冒されている。

ドーモイ酸は、カリフォルニアの海域で発生する藻類によって生成される天然由来の神経毒で、俗に「赤潮」と呼ばれる。この藻類は、深海の栄養分が表面に出てきて日光にさらされる春と秋に多く発生する傾向がある。

アザラシやアシカなどの肉食動物は、「バイオマグニフィケーション」と呼ばれるプロセスにより、海中内の餌を大量に食べることで毒を大量に摂取してしまっている。

この中毒により、海洋哺乳類は体調を崩し、無気力、方向感覚の喪失、嘔吐、その他の深刻な医学的合併症を起こすため、砂浜に滞在する時間が多くなるという。

 

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