【ニューヨーク16日】ヘルスサイエンス企業ZOEは最新の研究で、不健康な食生活を続けていると、COVID-19に感染するリスクが高くなる可能性があると警告した。
この研究では、昨年2月に食べたものを記録した60万人の参加者のデータを用い、PCR検査の結果と照合したところ、質の高い食事をしている参加者は、COVID-19に感染する確率が10%低く、重症化する確率が40%低いことが示唆された。
質が高いと判断された食生活は、果物、野菜、全粒穀物、ナッツ類、魚油、オリーブオイルなどを摂取し、加工食品を採る量が少ないことがわかった。逆に、質の低い食生活は、加工食品が多く、植物性食品が少ないことがわかった。
そしてZOEの主任研究員は、菜食主義になる必要はないが、より多様な植物を食すことで腸内フローラが整えられ、免疫力と健康全般を向上させ、COVID-19のリスクを低減できる可能性があるとしている。