【ロサンゼルス19日】南カリフォルニアの海で、サメの目撃情報が相次いでいます。
サンタバーバラ沖では、比較的珍しいシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)が確認され、話題となっています。さらに、サンタバーバラからマリブ、トパンガなど南カリフォルニアの海岸では、ホホジロザメの目撃も続いています。
サンタバーバラで珍しいシュモクザメ
今回注目されているのが、サンタバーバラ周辺で確認されたシュモクザメです。
シュモクザメは特徴的な「T字型」の頭部を持つサメ。南カリフォルニアでは決して頻繁に見られる種類ではなく、今回の目撃も珍しいものとなりました。
一方、今夏の南カリフォルニアでは、ホホジロザメの目撃も増えています。
サンタバーバラ沖では、ドローン撮影によって複数のホホジロザメが浅い海を泳いでいる様子が捉えられたほか、サーファーの近くをサメが泳ぐ映像なども話題になっています。
トパンガでは遊泳者のすぐそばに
ロサンゼルス郡のトパンガ・ビーチでも、遊泳中の男性のすぐ近くをホホジロザメの幼魚が泳ぐ様子がドローンで撮影されました。
サメは男性の周囲をゆっくりと旋回した後、その場を離れていったといいます。
専門家によると、ホホジロザメの幼魚は一般的に人間に対して攻撃的ではなく、海中で人の近くを泳ぐ場合も、好奇心から近づいたり、単に通過していたりすることが多いとされています。
ただし、「襲ってこないから大丈夫」と考えるのは禁物です。
なぜ今年はサメが多い?
背景の一つとして指摘されているのが、太平洋の海水温の上昇です。
今年の南カリフォルニアでは海水温が高い状態が続いており、暖かい海水に伴ってさまざまな海洋生物の活動や分布にも変化が起きています。
専門家は、海水温が高くなるとサメや海洋哺乳類などが海岸近くへ移動することがあると指摘しています。実際、今年春以降、ロサンゼルス、オレンジ、サンタバーバラの各郡でサメの活動が増えているとの報告があります。
「サメを見たら、まず落ち着く」
では、海でサメを見つけたらどうすればいいのでしょうか。
専門家は、慌てて水中で暴れたり、サメに背を向けたりしないことが重要だとしています。
サメを見つけた場合は、サメの方向を向いて目を離さず、可能であればゆっくりと岸へ戻ります。サーフボードに乗っている場合も、ボードの先端をサメの方向に向けることが推奨されています。
サメが泳ぎ去った後は岸へ戻り、ライフガードや周囲の人に目撃情報を知らせることが大切です。
海に入る前に最新情報を確認
南カリフォルニアの海は、夏のレジャーシーズン真っただ中です。サーフィンや海水浴を楽しむ人にとって、今回のサメ目撃情報は気になるところです。
ただし、サメの目撃が増えていることと、人が襲われる危険性が高まっていることは同じではありません。カリフォルニアではサメと人間の深刻な遭遇自体は依然としてまれです。
それでも、海に入る際にはライフガードからの警告やビーチの閉鎖情報を確認し、サメが目撃された場所には近づかないことが基本です。
サンタバーバラでの珍しいシュモクザメから、マリブやトパンガでのホホジロザメまで、相次ぐ目撃情報。海水浴やサーフィンを予定している人は、海に入る前に最新の情報をチェックしておきたいところです。
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