LAのストリート・ベンダー、郡の取締にラリーで反発(6/22)

【ロサンゼルス22日】道端の屋台で食べ物を売る「ストリート・ベンダー」たちが22日朝、ロサンゼルス市庁舎前に集まり、郡当局の厳しい取り締まりに反対する大規模ラリーを実施した。

 ストリート・ベンダー側によると、ロサンゼルス郡公衆衛生局の取り締まりで立ち退きを求められるケースが増加。これまで、ストリート・ベンダーに人気だったエコ・パークでも、3月に行われたホームレス・キャンプ一掃作業の後は、ストリート・ベンダーも立ち退きを強いられた。

 ロサンゼルス市議会は2018年11月に、サイドウォークでの屋台運営を合法とする代わりに、ベンダーに運営許可証の取得を義務付ける制度を制定。2020年1月から施行されている。

 今月初め、同局はこの運営許可証を持っていないベンダーの一斉取締りを実施。規定の冷蔵庫や手洗い場がないベンダーに、食べ物の安全性が保証できないと判断し、運営の停止を命じた。

 ベンダー側は、この運営許可証の取得条件が厳し過ぎてコストもかかるため、ベンダーの2%しかこれを取得できていない現状を指摘。改善を求めている。

 22日のラリーは、60以上の団体で構成される「Los Angeles Street Vendor Campaign」が主催した。

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