【ロサンゼルス15日】ドジャースの一塁手フレディ・フリーマン選手が、今年のワールドシリーズでチームに1-0のリードを与えるために放った歴史的なウォークオフ満塁ホームランが、週末のオークションで156万ドルという驚異的な価格で落札された。
オークションに出品された野球ボールとしては、チームメイトの大谷翔平選手の50-50ボール(10月に439万2,000ドルという高額で落札された)、マーク・マグワイア選手の70号ホームラン(1998年に当時史上最高額の305万ドルで落札された)に次ぐ、史上3番目の高値となった。
SCPオークションのデービッド・コウラー社長は、「1903年に遡るワールドシリーズ史上、最も重要な遺物のひとつを扱えたことを大変光栄に思う」と声明で述べた。
フリーマン選手は、ワールドシリーズ史上唯一のウォーク・オフ満塁ホームランを10回裏に放ち、文字通りフォールクラシックの幕開けを華々しく飾った。これをキャッチしたのは、オレンジ郡在住のザカリー・ルーダーマン君(10)。この日、歯医者の予約のために学校を早退して球場へ来ていたという。この記念の一球を持ち続けるか、それとも売るか、何週間も迷っていたが、最終的には売るほうを選んだ。
ワールドシリーズ5試合でフリーマン選手は合計4本のホームランを放ち、シリーズMVPに選ばれた。