乾燥した「サンタアナ疾風」により南加に火災警報 11日まで、時速55マイルの突風も(12/9)

【ロサンゼルス9日】南カリフォルニアの一部で、サンタアナ疾風による火災発生の危険性があるとして、9日から11日にかけて注意を促す「レッド・フラッグ警報」が発令された。

 9日午後10時から11日午後6時まで「レッド・フラッグ警報」が出た地域は、サンゲーブリエル山脈、サンタ・クラリタ・バレー、サンタ・モニカ山脈、サンフェルナンド・バレー西部など。また、フットヒルとマリブ海岸でも、9日午後2時から11日午後2時まで「レッド・フラッグ警報」が発令されている。

 これらの地域では、サンタアナ疾風が低湿度をもたらし、9日午後には湿度が15%から25%まで低下する見通し。風は9日午後から夜にかけて強まり、10日早朝にピークに達する見込み。風が吹きやすい地域では、時速50マイルから55マイルの突風が予想される。

 11月にベンチュラ郡のカマリロとムーアパークで発生した大規模な山火事「Mountain Fire」の時と同じような気象条件となると予測されており、火の元への注意が呼びかけられている。

 サンタアナ疾風は南カリフォルニアで秋から冬にかけて内陸の砂漠地帯から太平洋に向けて吹く高温で乾燥した強風。名前は、ロサンゼルス郊外のサンタアナ峡谷を吹き抜けることに由来する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。