感謝祭前、はしか感染者がLAX利用 公衆衛生局が感染拡大に注意呼びかけ(12/9)

【ロサンゼルス6日】感謝祭前の11月27日、はしか(measle)に感染した乗客がロサンゼルス国際空港(LAX)を利用したとして、ロサンゼルス郡公衆衛生局はその時間帯にLAXを利用した人々に感染の可能性があるとして注意を呼びかけている。

 同局によると、はしかに感染したこの乗客は27日、カタール航空QR0739便でトム・ブラッドレー国際空港ターミナルB、ゲート155に到着した。同日午後12時30分頃から午後6時頃までターミナルBにいた人は、この乗客と接触した可能性があり、はしか発症の危険性がある。

 カタール航空の同便でこの乗客の近くに座った客らには、各地域の保健省から通知が送られる。 

 同局は、感染した可能性のある人々に対して、ワクチン接種の有無、あるいは過去の感染による免疫の可能性を確認するよう呼びかけている。免疫がない人は、接触から7日から21日の間にはしかを発症する危険性がある。

 はしかの一般的な症状としては、高熱、咳、鼻水、充血した目、口の中の小さな白い斑点、発疹などがあり、発疹は他の徴候の3~5日後に発症し、顔面から始まり全身に広がる。

 公衆衛生局によると、今年米国で報告されたはしかの患者は280人で、これは2023年の2倍以上に増えた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。