【ロサンゼルス17日】スペースXのCEOであり、Xのオーナーでもあるイーロン・マスクは火曜日、両社の本社をカリフォルニア州からテキサス州に移転すると発表した。
マスク氏は、ギャビン・ニューサムカリフォルニア州知事が、同州の学区が子どもの性同一性変更の通知を親に要求することを禁じる新法に署名したことを受け、この移転を行うことを宣言していた。ニューサム氏は月曜日に生徒のトランスジェンダーに関する法律に署名した。
同氏は「新たな州法や、これまでの多くの州法が家庭と企業を攻撃する」との理由で、スペースX本社とXを移転すると投稿した。スペースXは本社をカリフォルニア州ホーソンからテキサス州スターベースに移転するとマスクはXに投稿し、その後、X本社もサンフランシスコからオースティンに移転すると続けた。
Xが本社を置くサンフランシスコの治安の悪さも今回の移転の大きな要因とみられ、マスク氏は「暴力的な麻薬中毒者のギャングたちがいる地域を避けてビルに出入りするのはもうたくさんだ」とも述べている。