ユナイテッド航空機、LAX離陸時にタイヤ紛失 4ヶ月で2件目、けが人なし(7/10)

【ロサンゼルス9日】ユナイテッド航空の飛行機「Boeing 757-200型機」が8日午前7時過ぎ、ロサンゼルス国際空港(LAX)を離陸する際にタイヤの一つを紛失する事故が起きた。

 この機体はタイヤ紛失後も目的地のデンバー国際空港まで飛行を続け、午前10時10分頃に無事着陸した。同機には乗客174名と乗員7名が搭乗していたが、機内および地上での負傷者は報告されていない。

 ユナイテッド航空によると、外れたタイヤはLAXで回収され、原因を調査中。機体のどのタイヤが失われたかは明らかにしていない。

 ユナイテッド航空機からタイヤが空中落下する事故は、この4ヶ月で2件目。3月には、日本行きのユナイテッド航空機がサンフランシスコ国際空港を離陸した数秒後、着陸用のメインタイヤのひとつを紛失した。タイヤは従業員用駐車場に落下し、数台の車両が損傷した。その後、乗客235名と乗員14名を乗せたボーイング777型機はロサンゼルス国際空港に緊急着陸し、レッカー移動されたが、負傷者は報告されていない。

 1月には、アトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港で、デルタ航空が運航するボーイング757型機が離陸準備中にノーズホイールを紛失する事故も起きており、ボーイング社の航空機の安全性をめぐり懸念の声が高まっている。

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