ユダヤ人多いピコ・ロバートソン地区、抗議デモが暴力にエスカレート(6/25)

【ロサンゼルス23日】ユダヤ人が多く住むロサンゼルスのピコ・ロバートソン地区で23日、中東での戦闘をめぐる抗議デモが行われ、対立するグループが殴り合うなどの喧嘩になった。

 ロサンゼルス市警の警官が最初に出動したのは、ピコ大通りの9000ブロック。「Abas Torah synagogue」の外に親パレスチナ派の支持者が集まり、入り口をふさごうとしたところ、親イスラエル派のデモ隊に出くわし対立したという。

 ライオットギアを身に付けたロサンゼルス市警の警官らが集会の解散を告げたが対立は収まらず、午後5時頃まで続いた。1人が逮捕された。 

 ニューサム州知事が23日遅くに声明を出し、「Abas Torah synagogueの外での暴力的な衝突はぞっとする。礼拝所を標的にしたことへの言い訳はできない。このような反ユダヤ主義的憎悪はカリフォルニアに存在する余地はない」と強く批判。バス・ロサンゼルス市長も、「礼拝所へのアクセス妨害など、ピコ・ロバートソン地区での暴力は忌まわしい」と述べ、同エリアの警察によるパトロール強化を要請した。

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