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【ロサンゼルス30日】ミズーリ州カンザスシティで、玄関ベルを間違えて押して住人から銃で撃たれて重症を負った10代の黒人被害者の家族が、事件から1年が経過した最近、加害者の住人を相手取り訴訟を起こしたとABC放送が29日伝えた。
ラルフ・ヤールさん(17)は事件当日である2023年4月13日、住所が「115番テラス」の住宅から弟を連れて帰るためにこの地域を訪れたが、住所を間違えて「115番ストリート」にあるアンドリュー・レスター被告(85)の家の玄関のベルを押してしまった。白人男性のレスター被告は、ヤールさんに対し32口径リボルバー銃を2発撃った疑いで数日後に起訴された。レスター被告は起訴後「誰かが家に侵入すると思った」と無罪を主張し、保釈金20万ドル(約3130万円)を支払う条件で釈放されている。
この事件の被害者ヤールさんの母クレオ・ネグべさんは、加害者であるレスター被告とこの地域の住宅所有主協会を相手に損害賠償を請求する民事訴訟を起こした。
ネグべさんは住宅所有主協会に対して住民に銃器の使用の危険性を十分に教育しなかったと主張しており、またヤールさんが銃で撃たれた直後に必要な救助をしなかったと話している。
またレスター被告の不注意と過失で「永久的な傷を負って苦痛を受け、障害のため正常な生活が難しくなった。頭と腕に合計2発の銃弾を浴びた息子は、銃撃による外傷性脳損傷で学校の勉強に困難がある」と被害を訴えている。
捜査当局は「この事件の人種的要素を認める」と明らかにした。ヤールさんの家族の弁護士は「ミズーリ州カンザスシティに住む幼い黒人少年が間違って家を訪れても犯罪や暴力にあうという恐怖なく地域社会で自由に移動できなければいけない」と強調した。
刑事裁判は10月7日に始まる予定。
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