「危険な設計」の交差点で事故、負傷の女性にLA市が950万ドルの和解金(4/10)

【ロサンゼルス9日】ロサンゼルス市議会は9日、交差点の設計不良が交通事故による負傷の原因であると主張した女性による訴訟の和解金として、最高950万ドルを支払うことを承認した。

 ロサンゼルス市を相手取り訴えを起こしたのはジーン・ユナ・ホリハタ原告。2021年2月にハリウッド・ヒルズのOakshire DriveとCahuenga Blvdで車に衝突され負傷。ホリハタ原告の代理人の「Panish, Shea and Ravipudi」のデビッド・ルドーファー弁護士によると、この事故の数日前にも同じ交差点で衝突事故が発生し、信号機のポールが破損していたという。信号機が破損したため、市は道路脇のポールに仮設の信号機を設置した、と同弁護士は述べた。

 ホリハタ原告が事故にあったのは午前8時前で、Oakshire Driveを2004年型トヨタ・ハイランダーで走行中、信号が青になった後、Cahuenga Blvdの北行き車線へ左折した際、Cahuenga Blvdを南下してきた2004年型シボレー・トラックの運転手が赤信号で停止せず、ホリハタ原告の車に衝突した。

 ルドーファー弁護士によると、シボレーの運転手は衝突の瞬間まで仮設信号に気づかず、仮設信号の配置が原因で見えにくかったと付け加えた。同弁護士によれば、原告は首の手術を受け、訴訟の中で、この交差点は市による「不適切かつ危険な設計」がなされていたと主張した。 

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