【ロサンゼルス30日】カリブ海のバハマで凶悪犯罪が多発しているとして、米・国務省が渡航者に呼びかけている。国務省は26日、渡航勧告のなかで「バハマはギャング同士の抗争で殺人事件が増え、地元住民に影響が及んでいる。強盗や武力による窃盗、性的暴行などの凶悪犯罪が観光地でも非観光地でも発生している。民間の警備会社が常駐していない短期バケーションのレンタル物件に滞在する場合は特に警戒する必要がある」と指摘。
これに先立って24日には、在ナッソー米大使館(ナッソーはバハマの首都)が安全警戒を出しており、ナッソーでは今年に入って18件の殺人事件が発生していると呼びかけた。具体的には、夜間の運転や歩行には慎重を期すこと、窃盗の被害に遭ってもくれぐれも抵抗しないこと、見知らぬ相手にドアを開けたりしないことなどを呼びかけている。バハマへの旅行には、より一層の注意が必要なようだ。