今年は日本に帰国したい!安いと話題の「ZIPAIR」を徹底リサーチ

ロサンゼルス🇺🇸⇄日本🇯🇵
今年は日本に帰国したい!

あなたはどこのエアラインを使っていますか?価格・内容・サービスともに満足していますか? コロナ禍のあいだに、JALがLCC(ローコストキャリア)事業に新たに参入しました。JAL系列のLCCとして誕生したZIPAIRは、ロサンゼルス便の運航を2021年12月25日にスタートさせ、大きな話題を呼んでいます。LCCとして初の太平洋横断! ZIPAIRがいよいよアメリカ大陸へ飛ぶ! というのはとても明るいニュースでした。ZIPAIRについて知識を学び、今後の日米往復の比較検討に役立てましょう。(以下6/1時点の情報)

ZIPAIR(ジップエア)とは?
JAL(日本航空)の
国際線専用LCC

会社名は?
株式会社ZIPAIR TOKYOローコストキャリアを主とし、低価格にて飛行機の輸送業をおこなう会社

ジップエアの就航先は?
東京(成田) ・ ホノルル ・ ソウル ・ バンコク ・ シンガポール ・ ロサンゼルス

ロサンゼルスと日本のどこの空港を結んでる?

成田空港です。
現状では羽田空港などの空港間は結んでいません。

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ロサンゼルス⇄成田の運航状況は

ZG23便:
ロサンゼルス(9時40分)発―成田(翌14時25分)着
火曜日・木曜日・土曜日運航
ZG24便:
成田(14時25分発)―ロサンゼルス(7時40分)着
火曜日・木曜日・土曜日運航

飛行機の型は

 ボーイング787-8型機。これは、バニラエア、ピーチ、ジェットスターに代表される小型機のエアバスA320ではなく、中距離用として使われている機材です。従来のLCCとは違った道(中長距離)で攻め、顧客を取り込んでいこうとしているJALの戦略がみえます。ZIPAIRの西田社長も念願の長距離線開設であると話しています。

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北米西海岸のなかでもロサンゼルスを就航地に選んだ理由は?

 西田社長曰く「過去10年にわたって在留邦人が最大の都市であること、帰任や一時帰国のニーズが常時高いこと」を挙げています。運賃については「フルフラットのシートだと、フルサービスキャリアの4分の1くらい」とコスト感をアピールしています。

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座席クラスは?

 2種類。エコノミー(スタンダード)とビジネス(フルフラット)。

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座席の大きさは?

 ビジネス(フルフラット)の場合、160cmの身長で、足を伸ばしてもまだ十分な広さがある(経験者談)。ゆったりとしています。

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機内にネットはある?

 座席に関わらずWi-Fiが無料で使えます(国内LCC初)。YouTube視聴に耐えうるクオリティーで、動画もさくさくつながります。スマホを置けるタブレットホルダーや、充電に困らないコンセント、USB端子も備え付けられているので安心です。

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モニターはあるの?

 なんと、ZIPAIRのエコノミー(スタンダード)にもビジネス(フルフラット)にも個人モニターがありません。Wi-Fiは無料なので時間はつぶせると思われますが、ここはおさえておくべき重要ポイントですね。プレスリリースには「スマホで楽しんでください」とあります。Netflixなどで事前に映画をダウンロードしておくことをおすすめします。モニターをなくすことにより、コスト削減、0.5トンの軽量化に成功したとのことです。

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飲み物の注文はどうやるの?

 Wi-Fiでつないだサイトから注文する仕組みになっています。いずれも有料です。なお事前に購入予約している機内食には水のボトルはついてきます。

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機内食の注文は?

 事前購入制のため、必要な方は要予約。事前にサイトで注文する仕組みがとられており、機内食の種類は豊富にあります。(例:スパイス香るZIPカレー1300円、彩鮮やか鮭ご飯のちらし寿司1600円など)なお、牛丼は甘めの味付けとの情報有り! カップラーメンやスナックの軽食ならば、機内メニューから注文することができます。

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マイレージはどうなるの?

 LCCなのでJALマイル加算はありませんが、独自ポイント(ZIPAIR Point Club)が貯まります。搭乗する際は無料会員になっておきましょう。ポイントを貯めることが可能になります。
ちなみにJALマイルは最大1.5倍でZIPAIRポイントに移行可能。ただし、レートは悪いので注意!

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Let’s 比較!!
価格を知るために、Aさん(41才)のシミュレーションをしてみましょう!

旅程期間:6/10-7/10(6/1時点でとった飛行機の場合)
運賃は時価(大人は15才以上との表記あり)

スタンダード(エコノミー)の場合
行き:ロサンゼルスー成田間(片道):59,067円
帰り:成田―ロサンゼルス間(片道):53,488円
合計:112,555円
※ZIPAIRではつねに片道分ずつのチケットをとり、その合計が算出される仕組みとなっています。

フルフラット(ビジネス)にアップグレードした場合
行き:ロサンゼルスー成田間(片道):184,478円
帰り:成田―ロサンゼルス間(片道):133,488円
合計:317,966円

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・・・以上は、機内食なし&一切の手荷物なしの航空運賃のみの料金です。
しかしながら、手荷物や預け荷物も預ける必要がありますし、LA―成田間は11時間フライトですから、当然機内食も必要となりますよね(持ち込みは不要)。それをサービスとして加える場合は以下のプランが用意されています。つまり、追加購入の必要があるということです。

★Valueプランを選択すると(個別に買うより20%お得)
行き:10,506円 帰り:8,800円
事前座席指定、機内食(スタンダード)、受託手荷物(お預けの手荷物)1個

★Bizプランを選択すると(個別に買うより20%お得)
行き:7,617円 帰り:6,400円
事前座席指定、機内持ち込み手荷物1個

★Premiumプラン(個別に買うより30%お得)
行き:15,102円 帰り:12,600円
事前座席指定、機内食(スタンダード)、アメニティセット(トートバッグなし)、受託手荷物1個、機内持ち込み手荷物1個

・・・「スタンダードプラン行き帰り+プレミアムプラン往復分」を選んだ場合の合計:140,257円となります。

【ZIPAIRを取る際の注意事項まとめ】

片道ずつプランを選べてお値段が手頃?

→燃油サーチャージが含まれていてこの価格は確かに安い。ただ、これには手荷物や機内食、飲み物などの一切のサービスがついていません。近距離なら何もつけなくていいかもしれませんが、LA―成田間の長距離だとそうもいきませんよね。実際にいくらかかるかを算出した上で、他社と比較検討する必要があるでしょう。

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座席指定不可である

→お子さんが一緒の場合、座席指定ができないのは厳しいのでは? プレミアムプランなどのパケットプランに入らず、個別にサービスを選択する場合、座席指定料金は就航間によって変動します。今回はロサンゼルスー成田間を見てみます。

◇フルフラット座席指定料金:300円〜2000円で変動
 本日時点18ドル

◇スタンダード座席指定料金:
 非常口座席または最前列座席 73ドル
 前方通路・窓側座席 32ドル
 後方通路・窓側座席 25ドル
 リクライニング制限座席 6ドル
 その他の座席 18ドル

このように例えば、後方通路・または窓側座席の事前指定には2,700円(6/1為替21ドル)かかります。幸運なことに両隣の席が空いていれば座席指定不可でもいいかもしれませんが、それは賭けです。

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受託手荷物の預け料金は?

→受託手荷物(預ける手荷物)は23キロまでで4,550円かかります。

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無料の機内持ち込み手荷物の重さは何キロまで?

→7キロまで。そして上限は合計12キロまでとなっています。
7キロを超過した場合は、41ドル(約4500円)が必要です。
しかし、手荷物を重量超過した場合、なんと当日お金で解決することはできません。当日の重量超過は不可。出発の24時間前までには追加できるようになっています。

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・・・以上のようにプランに入らず個別のサービスをつけることも可能ですが、ひとつずつに費用がかかる仕組みになっています。もしZIPAIRをロサンゼルスー成田間で使うなら、プランに入ったほうがお得といえるでしょう(ららら調べ)。近距離間で使用するならこれに限りません。

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今年こそは日本に帰国したい!
日本入国の規制緩和も発表され、日本行きを検討される方も多いのではないでしょうか。
サーチャージ値上がりも気になるところ…。
念入りなリサーチで快適な日本帰国プランを立てましょう!

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