「LA郡でコロナになったら・・・」
どんなルールで隔離され、社会復帰できるの? 前編
ロサンゼルス郡は12月19日、新たに3512人のCOVID-19感染者を報告しました。数カ月にわたって感染者数は減少していましたが、3日連続で3000人を超える結果が出ています。また、12月20日の連邦政府保健当局発表によると、オミクロンが米国におけるコロナウィルスの新規感染者の73%を占め、猛威をふるっています。今回の特集では、「LAでコロナにかかったら、どんなルールに従って隔離され、社会復帰に至るのか」について、実際に新型コロナウイルスに罹患された方に取材しました。
<家族構成>
筆者・夫・子供A・子供B (子供は二人とも公立小学校通学者)
<居住地>
LA郡内
<自分および夫>
モデルナワクチンを4月と 5月に接種済。ブースターは未接種だった。
<子供Aおよび子供B>
ワクチン未接種だった。
———- インタビュー内容 ————————————————–
❶ いつからどんな症状が出ていたか。
❷ 過去2週間以内に誰に会ったか。
❸ 家の間取りは? 人種は? 生年月日は? 誰と住んでいるか?
❹ 自宅内で隔離せよ、との指示。
❺ 家でもマスクをせよ、との指示。
❻ インタビューによって子供Aの症状が出た日は 「11月16日」と認定され、その日が「DAY0」と カウントされる。
❼ 陽性者は「DAY0」から数えて「DAY10」まで 自主隔離する必要があると説明を受ける。
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〇陽性が判明した日
11月18日 子供A・子供Bは小学校で週に一度おこなわれる新型コロナのRapid Test(希望制)に参加していた関係で、この日もいつも通り検査を受けたところ、子供Aが陽性反応(Bは陰性)を示す。学校から電話。引き取りに。Rapid Testは偽陽性の可能性もあるため、陽性反応者はPCRテストを受ける。PCRテストは結果が24時間以内に出るため、翌日まで自宅待機(兄弟姉妹も待機となる)。
〇PCRテストで陽性が確定した日
11月19日 子供AはPCRテストにおいても陽性となり、新型コロナ陽性患者に正式に確定となる。父親に、学校区からの電話およびLA保健局からの電話がかかってきてインタビューに答える(インタビュー時間はそれぞれ15分程度)。本来は陽性者が対応すべきことだが、今回は対象者が子供のため、代わりに親が対応した。
子供Aの隔離期間が決定 ▶︎ 11月16日~11月26日 ( 合計11日間 )
症状が出た日を起算日とし、その翌日を1日と数えるため、合計で11日間隔離せねばならない。もちろん学校には通えない。LA保健局から正式にレターを受け取る(最初はEメールで、のちに文書で郵送される)。 学校復帰は11月29日。
発行: County of Los Angeles Department of Public Health Order of The Health Officer(管理者の命令) 内容: Health Officer Order for The Control of COVID-19 Public Health Emergency Isolation Order(公衆衛生緊急隔離命令)
子供Aは社会復帰する際、
再びコロナ検査を受けて陰性を証明する必要はなかった。
※次回はコロナ陰性だった「子供B」の学校復帰までをお伝えします。
(12/24/2021)
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