【ロサンゼルス10日】アメリカのユナイテッド航空は、機内で音声を流す際にヘッドホンを使用しない乗客の搭乗を拒否できる新しいルールを導入した。航空会社の利用規約にあたる「運送約款(Contract of Carriage)」が更新され、機内マナーに関する規定が強化された。
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新しい規定では、スマートフォンやタブレットなどの電子機器で音楽や動画、SNSなどの音声を再生する場合、ヘッドホンやイヤホンの使用が必須とされている。これに従わない場合、航空会社は搭乗を拒否したり、機内から降ろしたりする権限を持つことになる。場合によっては、将来的に同社の便の利用を禁止される可能性もあるという。
このルールは2026年2月27日に更新されたもので、「輸送拒否」に関する規定の一部として追加された。これまでヘッドホンの使用はマナーとして推奨されていたが、今回の変更により正式な規則として明文化された形だ。
背景には、機内でスマートフォンなどの使用が増え、スピーカーで動画や音楽を再生する乗客に対する苦情が増えていることがある。また、同社が高速インターネット「スターリンク(Starlink)」の機内導入を進めていることもあり、機内でデバイスを使用する機会が増えると見られている。
なお、ヘッドホンを持っていない乗客には、機内で無料のイヤホンが提供される場合もあるとしている。専門家は「ほとんどの乗客はすでにヘッドホンを使用しており、このルールは一部の騒音トラブルを防ぐためのものだ」と指摘している。
アメリカの航空会社では、ヘッドホンの使用を推奨するケースは多いが、規約に明記して違反者の搭乗を拒否できるとした例は珍しいとされており、機内マナーのルールがより厳格化した形となっている。
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