歴史的映画館「Westwood Village」と「Bruin」が今週閉館(7/24)

【ロサンゼルス22日】UCLA近くにあるウェストウッド・ヴィレッジで100年近く運営されてきた歴史的映画館2館が、リース契約の満了にともない25日で閉館する。

 長い歴史に幕を閉じるのは、「Regency Theatres」の「Westwood Village Theatre」と「Bruin theaters」。

 リージェンシー社長のリンドン・ゴリン氏は、「私たちは過去14年間、これらの建物を管理してきたことを誇りに思うと同時に、これらの象徴的な劇場を支えてきたハリウッドのコミュニティや観客に感謝している」と挨拶。「ロサンゼルスのランドマークとして親しまれているこれらの劇場が今後どのような展開を見せてくれるのか、とても楽しみだ」と話した。

 「Westwood Village Theatre」は1931年にオープンした。『JUNO/ジュノ』や『サンキュー・スモーキング』などのジェイソン・ライトマン監督率いるチームによる改修プロジェクトを経て、いずれ再オープンする予定となっているが、正式な再開時期については未定。

 「Bruin theaters」は1937年に映画上映をスタートさせた。こちらは今のところ、改修や再開の予定はない。

 これらの映画館は、映画上映だけでなく、ハリウッドの黄金期を彷彿とさせるユニークな建築のため、さまざまなハリウッド作品の舞台になってきた。運営は、2010年に「Mann Theatres」となるまでは、どちらも「Fox theaters」が運営し、その後「Regency Theatres」が引き継いだ。

 

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