【ニューヨーク9日】イギリスで最も権威ある文学賞「ブッカー賞」の翻訳部門にあたるブッカー国際賞の最終候補作品に川上未映子さんの「ヘヴン」が選ばれている。
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ブッカー賞はイギリスで最も権威ある文学賞で、翻訳部門にあたるブッカー国際賞は2005年につくられた。2018年に同賞を受賞したポーランドの作家、オルガ・トカルチュクさんはその後ノーベル文学賞を受賞している。2020年には、小川洋子さんの「密やかな結晶」(英訳名「The Memory Police」)が最終候補作品に選ばれたが、受賞はならなかった。
作品は、いじめに耐える14歳の少年を主人公に善悪の根源を問う物語で、2009年に講談社から単行本が出版され、その翌年に芸術選奨文部科学大臣新人賞と紫式部文学賞を受賞している。2021年にサム・ベットさんとデビッド・ボイドさんの英訳により「Heaven」として出版され、海外でも高い評価を受けている。
最終候補は6作品が発表されており、受賞作の発表は今月26日(現地時間)におこなわれる予定。国際賞は、作家と英語への翻訳者に贈られる。受賞すれば日本人で初めての快挙となる。
候補作(Longlist)に選ばれた際の川上未映子さんによる一問一答が以下のブッカー賞サイトにアップされている。
https://thebookerprizes.com/mieko-kawakami-international-booker-prize-2022-heaven
また、川上未映子さんの作品「すべて真夜中の恋人たち」が「ヘヴン」に続いて、このほど
「ALL THE LOVERS IN THE NIGHT」というタイトルで英訳刊行され、アメリカでのブックイベントを予定していた。ボストン日本協会とBrookline Booksmithが協力し、5月10日18時ボストンにて対面イベントが行われる予定であったが、5月6日急遽渡米ができなくなったとのことでイベントはキャンセルになっている。オンラインイベントになる予定。詳細は以下。
https://www.eventbrite.com/e/transnational-series-mieko-kawakami-with-anna-zielinska-elliott-tickets-324286478587?aff=erelexpmlt
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