11月4日から屋内施設利用に
ワクチン接種完了証明の義務化はじまる
提示するもの/対象年齢/どこで提示必要?/QRコードリンク
まとめました!
ロサンゼルスでは、多くの人が利用するレストランやショッピングモールに入る際も新型コロナウイルスのワクチン接種の証明書の提示が義務付けられることになりました。アメリカのメディアは、全米でもっとも厳しい条例が可決されたと報じ、人口1000万人を擁するロサンゼルス郡の今回の措置は注目を集めています(10/24時点)。
市議会でいつ決まったの?
ロサンゼルス市議会で10月6日、ワクチンの接種を加速させるための新しい条例が賛成多数で可決されました。ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー氏は「ターゲットを絞ったワクチン接種の義務化が郡内のワクチン接種率を高め、パンデミックを終わらせるために重要だ」と述べ、今回の措置を実施する考えを示しました。
ワクチン接種の証明はいつから始まるの?
11月4日(木)
レストランやショッピングモールに入る際、何を提示しなければいけないの?
ワクチン接種の完了証明、もしくは72時間以内に実施した検査の陰性証明と本人確認を示すIDの提示が必要です。
基礎疾患などでワクチンを接種できない人はどうしたらいいの?
宗教上、健康上の理由から接種していない場合は、72時間以内に受けたPCRなどの検査結果を提示しなければなりません。
該当する屋内施設は?
レストラン、コーヒーショップ、カフェテリア、ジム、ショッピングセンター(モール)、コンサート会場、映画館、コンベンションセンター、スパ、美容室(ヘアサロン)などです。ロサンゼルス郡公衆衛生局は9月15日の時点で、バーやワイナリー、ナイトクラブの屋内施設の利用者と従業員に対してワクチンの接種証明の提示を義務付ける方針をすでに発表していましたが、より影響が大きいとみられるレストランについて今回新たにルールが追加された形です。
対象年齢は?
12歳以上はワクチン接種完了の証明の提示が必要となります。
テーマパークは?
ロサンゼルス郡では10月7日から、ユニバーサルスタジオ、シックス・フラッグスなど大規模なテーマパークでワクチン接種証明の提示が義務化されました。これによって12歳以上のすべての入園者はワクチン接種の完了証明か、72時間以内の検査での陰性証明が求められています。屋内外問わずマスクの着用も義務化されています。5000人以上が集まる屋外のスポーツやコンサートなどの屋外イベントも対象です。今年は、ホリデーシーズンを前に感染対策を強化したい狙いがあります。
義務付けに従わない事業者に罰則は?
11月29日以降、これに従わない事業者は段階的な罰金の対象となり、最大5000ドルが科されます。この措置は従業員にも適用されます。
ワクチン記録のコピーはどこで入手できる?
CDCによるCOVID-19ワクチン接種記録カードは、ワクチン接種の公式証明書です。ワクチン接種時に全員に1枚付与されています。取り替えることはできませんので、安全に保管してください。カリフォルニアでワクチンを受けている人なら誰でも、以下のサイトからデジタルのCOVID-19ワクチン接種記録を入手することができます。これも公的な記録です。
- サイトにアクセスする。myvaccinerecord.cdph.ca.gov
- 名前と生年月日を書き込む。
- 接種日が表示され、QRコードが表示される。
- これをスマホに保存して、レストランなどの入店の際に提示する。
※ホリデーシーズンの前にインフルエンザの予防接種を受けることが推奨されています。
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