治安は大丈夫? トーランス市、ホームレスシェルター運営をLA郡へ移管 年間約170万ドル削減へ(10/30)

シェアする

【トーランス30日】トーランス市議会は10月20日、市内のホームレス向け仮設住宅「3290 Temporary Housing Village」の資金負担と運営監督を、2027年1月1日からロサンゼルス郡へ移管する協定を全会一致で承認した。これにより、市の年間負担額は約189万ドルから約19万5,000ドルへ減少し、年間約170万ドル、約90%のコスト削減が見込まれている。

広告

同施設はTorrance Boulevard沿いのCivic Center近くにあり、2022年7月に開設。40戸の個室型シェルターに加え、食事、シャワー、ランドリー、ケースマネジメント、恒久住宅への移行支援などを提供している。現在の運営団体Harbor Interfaith Servicesは今後も現場運営を続けるが、契約先がトーランス市からLA郡へ変更される。

一方、市は施設の維持管理費として年間約6万ドルを負担するほか、平日午前8時から午後4時までの警備員2人の費用を引き続き負担する。それ以外の時間帯の警備費用はLA郡が負担する。また、トーランス市の3人のホームレス支援チームもこれまで通り活動を続ける。

協定では、40床のうち最大8床を、空きがある場合に限りトーランス市外からの緊急・安全上の移送に使用することも認められた。市議会では、地域住民を優先する仕組みや市の管理権限が維持されるかについて懸念も出たが、市側は30日前の通知で協定を終了できるほか、毎月LA郡や運営団体と協議する仕組みを設けると説明している。

市によると、現在シェルターには62人が待機しており、空室が出るとほぼすぐに埋まる状況だという。2026年9月までに、市のホームレス支援プログラムを通じて46人が恒久住宅に移行し、さらに38人が住宅バウチャーの対象となっている。

今回の協定は2027年6月30日までを当初期間とし、延長も可能。市は、サービスを維持しながら財政負担を大幅に軽減し、LA郡の医療、メンタルヘルス、恒久支援住宅など、より幅広いサービスへのアクセス向上にもつなげたいとしている。

【関連記事】

バス停が生活空間に・・・ロサンゼルスで浮き彫りになるホームレス問題

ホームレス支援非営利団体の3人、公金750万ドルを横領した容疑で逮捕 クラブ運営や豪華旅行に数百万ドルを費やした可能性

ロサンゼルスのホームレス問題が再燃 増加予測に 住民警戒、治安・衛生への影響広がる

ホームレスに金銭支払いか スキッドロウで“投票登録買収”疑惑

【採用担当者向け】アメリカの日系企業がバイリンガル人材を集める方法

 

記事をシェアする

ランキング

よく読まれています

  1. 南カリフォルニアで記録的な高潮 約100年の観測史上最高を更新、住宅や店舗が浸水(10/27)
  2. 大谷選手、愛犬デコピンの“お風呂ショット”公開 オフの癒やしの一幕が話題に!(10/30)
  3. ホーソンで女性死亡、子どもが重体 LA郡保安局が捜査(10/30)
  4. 投資でグリーンカード取得、申請費が大幅値上げへ EB-5で11月30日から新料金(10/30)
  5. パスポート、機内持ち込みバッグに入れっぱなしは危険?旅行時の保管方法に注意(10/29)
ランキング一覧はこちら >

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。