4月25日に「Kidspace」訪れたパサデナ在住者が百日咳発症 来館者に注意呼びかけ(5/2)

【パサデナ1日】4月25日(金)の午後1時半から5時の間にパサデナ市の「Kidspace Children’s Museum」を訪れた同市在住者がその後、百日咳(whooping cough)に感染したことが分かり、同市の公衆衛生局は、この時間帯に同館を訪れた人に対して最長21日間症状が出ないか観察し、特に乳幼児においては咳の程度や呼吸に問題が生じないかを注視するよう勧告した。

 公衆衛生局によると、百日咳の初期症状は風邪の症状に似ており、くしゃみ、鼻水、軽い咳が主。通常、100.4度以下の微熱を伴い、咳は1~2週間かけて悪化する。激しい咳は、あえぎ、嘔吐、呼吸困難を引き起こすことがある。乳幼児は咳は出ないが、顔色が赤や青っぽくなったり、ぐずったり、呼吸が止まったりすることがある。

 この期間中に「Kidspace Children’s Museum」を訪れた人で咳や風邪の症状が続くようであれば、医療機関に連絡するよう求められている。

 発病した場合は、医師の診断が出るまで、あるいは適切な抗生物質による治療を5日間受けた後、自宅で安静にすること。乳幼児や妊婦は感染者との接触を避けることが大事。乳幼児、妊娠中の女性、および乳幼児を育てる人は、高リスクの接触者とみなされ、たとえ症状が見られなくても、予防のための抗生物質が必要になる場合がある。

 公衆衛生局は、子供、妊婦、介護者に対し、ジフテリア、破傷風、百日咳のワクチン接種をアドバイスしている。また、11歳または12歳の子供と妊娠中の女性は、ブースター接種を受ける必要があるという。

 パサデナでは、月曜日の午前8時30分から午前11時30分までと、水曜日の午後1時30分から午後4時30分まで、各種の予防接種を提供している。詳しくはウェブサイトでPasadena offers vaccinations

 

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