LA郡で初のはしか感染者確認 公衆衛生局がワクチン接種の確認を呼びかけ(3/12)

【ロサンゼルス11日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は11日、今年初めて郡内で麻疹(はしか)への感染者が報告されたと発表。この感染者と同じ場所を訪れた可能性のある人たちに感染への注意を呼びかけている。 

 テキサス州とニューメキシコ州では7日までに256件の麻疹感染者が報告されており、これら地域での集団感染は今後も拡大するとみられている。これらの集団感染が起きている地域の多くはワクチン接種率が低いという。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局によると、感染が報告された郡内在住の人物は、5日にチャイナエアラインCAL8/CI8便でロサンゼルス空港に到着した。その後、午後7時から10時40分までの約4時間、ロサンゼルス国際空港のトム・ブラッドリー国際線ターミナルに滞在した。同郡は疾病管理予防センターと提携し、搭乗機で近くに座った乗客など、感染の可能性がある人に連絡を取っており、感染拡大の食い止めを図っている。

 さらに、この人物は帰国2日後の7日、ノースハリウッドのランカーシム・ブルバード5142番地にあるネイルサロン「クラウド9」を訪れ、午前11時から午後5時まで滞在していた。また、10日午前8時15分から10時30分の間に、エルモンテの10683 Valley Blvd.にある「Superior Grocery」に行った。

 公衆衛生当局は、感染者と同じ日時にこれらの場所を訪れた特にワクチン未接種の人やこれまで麻疹に罹患していない人は麻疹を発症する危険性があるとし、麻疹ワクチンを接種したことを確認するようアドバイスしている。麻疹は感染後7日から21日で発症する可能性があり、101度以上の高熱、せき、鼻水、目の充血、発疹などの症状が出る。麻疹の発疹は一般的に、顔から出始め全身に広がる。

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