機内で寝ていた男性を出血するまで殴打 ユナイテッド航空(11/4)

【ロサンゼルス4日】ユナイテッド航空のカリフォルニア州サンフランシスコ発、バージニア州ワシントン・ダレス国際空港行き2247便の乗務員と乗客が、10月28日、機内で暴力をふるった男を拘束したことがわかった。

 裁判所の文書によると、エベレット・チャド・ネルソン被告は出発から約2時間後にトイレから戻る際、眠っている男性を攻撃し始めた。ネルソン被告
は、眠っている男性の顔面と頭部を出血するまで繰り返し殴り、暴行は約1分間続いたという。

 被告は、知らせることなく相手男性を攻撃し、被害に遭った男性が防御のために反撃した兆候はなかった。

 ユナイテッド航空は声明を発表。乗務員と他の乗客が迅速に行動し、ネルソン被告を拘束したことに感謝した。

 今回の事案は旅客機内で乗客が暴力をふるう最新の事例で、米連邦捜査局(FBI)は捜査を進めている。米連邦航空局(FAA)によると、航空会社は2024年に同様の事案を1700件以上報告したという。FAAは、暴行、脅迫、威嚇、航空乗務員に対する妨害行為をおこなった乗客に対して法的執行措置を求めており、違反1件につき最高3万7000ドル(約560万円)の罰金が科され
る可能性があるとしている。

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