〝大好き〟が詰まった部屋作り

■RoomStylist、整理収納アドバイザーの、ひでまるさんによる初の著書『47㎡、2人暮らし ―大好きだけが並ぶ部屋作りー」(小学館) https://amzn.asia/d/7vF3NuA

12万人を超えるインスタグラムのフォロワーを持ち、東京を拠点に日本全国や海外に向けて活動するRoomStylist、整理収納アドバイザーの、ひでまるさんが著書『47㎡、2人暮らし ―大好きだけが並ぶ部屋作りー」(小学館)を出版。同著では、センスは必要ない、理想のインテリアや整理収納は「ルール」を知れば誰でもできる、自分の部屋が今より大好きになれる、45個の「ひでまルール」を紹介している。

家は「自分を映す鏡」

個人や企業の整理収納やインテリアのサポートを行う、ひでまるさん。「企業からは、社員の皆さんが気持ちよく仕事ができるようなオフィスにしてもらいたいとご依頼をいただきます。特に企業にとっては整理収納、片付けをきちんとすることが大切ですね。働く環境は業績にも影響します」。個人宅の整理収納については「整理整頓のできていない部屋で過ごすことで家族仲が悪くなったり、体調が悪くなってしまうことも。会社もお家もすべて自分を映す鏡なんです」

片付けが人生観を変えてくれた

自身はもともと物が多いタイプだと話す。「Tシャツが700枚、靴も40〜50足あったり。いいと思うとすぐ買ってしまう性格で、物に支配されているような感覚がずっとありました」。インテリアを作ることに憧れ、ショップのディスプレイを行う仕事に就いたひでまるさん。念願の自宅を購入ししばらくするとコロナ禍に突入。お家生活を快適にするため家の整理に着手した。「ところが当時の私は、物をただ右から左に寄せるだけ。とりあえず物を箱に入れたのですが、あふれて蓋も閉まらない状態に」。そんな時、雑誌で整理収納アドバイザー2級講座の広告を見つけて受講した。そこでまず学んだのが「不要な物を手放すこと」だったという。「はっと気づきました。家の中に、自分の人生にとって必要ではない物がたくさんあふれてしまっているから暮らしづらいんだと!そこから2ヶ月かけて不要な物を整理していきました。私にとってそれは過去の自分と向き合う時間で、自分がどんな人生を送っていきたいか、すごく腑に落ちました。それまでは私が男性パートナーと2人で暮らしていることや、自分のセクシャリティをなぜか人に言うのが怖かった人生でしたが、物を整理したことがきっかけで、真の自分を表すことができるようになった。いい生き方にどんどん変わっていったんです」

部屋作りは「自分軸」でする

SNSでは、47㎡のリノベマンションでのパートナーとの2人暮らしやインテリアのコツなども紹介。生き生きとした緑の植物たちや、ひでまるさんたちの〝大好き〟が詰まったお家暮らしには笑顔があふれている。「部屋作りのこだわりは『自分軸』ですること。自分にとって本当に好きな物で、使いやすい物だったら、それが正解だと思うんです。お部屋作りに悩んでいる方は、まず自分が何が好きなのかを見つけていただけたらと思います」。


ひでまる 本名:安藤秀通(あんどうひでみち)
千葉県出身。東京都杉並区にある築35年リノベマンションでの男性パートナーとの2人暮らしを、SNSを中心に発信。ディズニーストアや美術館、水族館ミュージアムショップにて8年間VMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)を経験。その経験を生かし独立後、インテリア&整理収納のサポートをするルームスタイリストとして活動。インテリア作りのコツなどを紹介するルームツアー付きセミナーを自宅を開放して開催、人気を博す。整理収納セミナーやコラム執筆など、多方面で活躍。

インスタグラム https://www.instagram.com/hidemaroom
YouTube https://www.youtube.com/@hidemaroom

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