【ロサンゼルス24日】ロサンゼルス市警(LAPD)は24日、市内で最近相次いで発生した、大勢で店舗に押し入り短時間で手当たり次第商品を奪って逃げる「flash mob」強盗事件で、容疑者11人を逮捕したと発表した。
市警によると、容疑者らが関与した強盗事件は、グレンデールのイヴ・サンローラン、ハイランドパークのウェアハウス・シューズ・ストア、カノガパークのノードストローム、ビバリーグローブのヴェルサーチで起きた。
ノードストロームの事件では30人以上の覆面をした強盗犯が店内に入り、高級財布や衣類、宝石類を奪って逃げており、被害総額は10万ドル以上にのぼった。今回逮捕された11人は窃盗団のごく一部で、今後も逮捕者が出ると思われる。
ロサンゼルス市警は、これらの犯罪に焦点を当てた特別部隊(organized retail crime task force)を3日前に設置し、グレンデール市警、ビバリーヒルズ市警などと協力して捜査を続けている。同部隊は現在9件の強盗事件を捜査中で、そのうちのいくつかは関連がある可能性が高いとみられる。