Vol.52 ブランディングの本質と実践戦略

夢を実現する『ビジネスのオンライン化
マーケティング力と起業家マインドを育てる

世界中の個人起業家が「ビジネスをオンライン化」することで世界中どこでも稼げるようになり、社会に貢献するという夢実現をエンパワーメントすることを使命とする内田直さんによるコラム。ここから、夢実現やビジネスを成功に導くヒントやアイデアがみつかるはず。

 

Vol.52 ブランディングの本質と実践戦略

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WeeklyLALALA読者の皆さん、こんにちは。ハワイ在住の内田なおしです。

ブランディングという言葉を、あなたはどう捉えているでしょうか。一般的には「おしゃれなロゴを作ること」「統一感のあるデザイン」といった表面的な理解が多いですが、私の考えるブランディングの本質は全く異なります。

それは、マーケティング活動の中で信頼を積み上げるための無形資産への投資なのです。 企業価値の50〜70%が無形資産、つまりブランドで構成されている時代において、ブランディングとは資産構築そのものです。ここで重要なのは結果ではなく、過程や考え方です。短期思考を捨て、中長期目線で戦略を描けるかどうかが勝負の分かれ目となります。

では、信頼とは何でしょうか。それは端的に言えば「評判」です。評判を高めるために本を出版し、テレビに出演します。ベストセラーの基準は1.5万部、5万部を超えれば講演依頼が殺到します。キー局か地方局か、その違いが信頼の蓄積速度を変えます。PR会社が存在する理由は、この信頼構築のプロセスをショートカットするためです。投資とは本来、時間をかけるほど加速度的に積み上がり、増えていくものです。集客が楽になり続けているか、そうでないならブランディング戦略は失敗しています。

ブランディングができると何が起きるのでしょうか。選ばれる、高単価で売れる、リピートされる。この3つが揃って初めて、真のブランド価値が発揮されます。そしてバリュエーションが引き上がり、JV(ジョイントベンチャー)できる相手が山ほど増え、その収益をさらにブランド構築に再投資できるサイクルが生まれます。

実は、たった一つのことを変えるだけでブランディングは劇的に変わります。それが「使う言葉」です。1枚2万円以上もするBAKUNEというパジャマを例に取りましょう。着るだけで体調が良くなるリカバリーウェアのパジャマなのですが、キャッチコピーは「パジャマで疲労回復」です。コピーライティング次第で、同じ商品の価値が変わります。「疲れた時に飲むレッドブル」のようにシーンと結びつけた言葉を作ることで、顧客の頭の中にポジションを確立できます。

例えば、「王道誠実なビジネス塾といえば、マーケティングビジネス内田塾」というのが私のビジネススクールのキャッチコピーです。このコピーが全ての今後を左右します。コピーを決めることにより自分の進む道がはっきりします。まずは自分の進むべき道をキャッチコピーとして確立しましょう。 ブランディングのステップは明確です。まずコピーを決めます。例えば「誰よりも丁寧に、誰よりもわかりやすく教えます」という感じで、相手に寄り添うことを最大限アピールする姿勢をブランディングしたいなら、ホームページも丁寧に作っているか確認が必要です。足元が整ったら、

次にブログの記事や、ウェブメディアの記事広告などを利用して、ブランディングしていきます。そして何か新商品や新サービスを出す時にプレスリリースを打ちます。そうするとPR会社やメディアから問い合わせがきます。そして新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのマスメディアに進出です。

忘れてはならないのが、ニッチでもいいので、1番になることです。地域で確固たる地位を築くことも一つの戦略です。トーランスで顧客満足度1位のお蕎麦屋さんでも1位は1位です。 ブランディングとは、信頼というディフェンシブ資産を構築する投資です。あなたのブランディング戦略を見直してみましょう。応援してます。

(11/5/2025)

 


内田 直 うちだ・なおし HUNDRED DREAMS, Inc. President CEO
世界中の個人起業家にビジネスのオンライン化を教えるオンラインビジネス起業塾『ハワイビジネスモード内田塾』を主宰。 2000年、楽天株式会社に入社後すぐにトップECコンサルタントに。同社の重要な事業部門で事業長を歴任後、2011年にハワイへ移住。2014年にデジタルマーケティングのコンサルティング会社「HUNDRED DREAMS, Inc.をハワイ州に設立。


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