UC、カリフォルニア州からの合格者が7%増加 留学生数も17%増える(7/31)

【ロサンゼルス28日】カリフォルニア大学(UCは来たる2025年秋学期、カリフォルニア州内から出願した、記録的な10万947人に合格通知を出したことが、28日に発表されたデータでわかった。昨年より7%の増加にあたる。合格者数が最も増えたのがマーセドとリバーサイド校。トランプ政権からの批判が出ているが、留学生数は17増加した。

 カリフォルニア大学全体の1年生合格率は、昨年の70%から77%に上昇し、カリフォルニア州および他の州や国からの新入生および編入生180,382人に合格通知を出した。ただ、競争率の高いUCLAバークレー校の2校では、カリフォルニア州からの1年生合格者数の減少が見られ、UCLAでは2.4%、バークレーでは8%それぞれ減少した。

 全米で最も出願者の多いUCLAでは、合格率は例年とほぼ同じ9%だった。UCLAは、2025年秋入学のカリフォルニア州の出願者8,575人に入学許可を出したが、これは昨年より200以上減少した数字。例年と同様、この数字はUCキャンパスの中で最も少ない内定者数となった。

 28日発表のこのデータは、最終的に内定を受諾して入学する学生数ではなく、入学許可者の数なので、この数字はキャンパスの定員を上回っている。

 同データではまた、すべての人種グループの合格者数が増加していたことも分かった。黒人、ラテンアメリカ系、ネイティブアメリカン、アジア系アメリカ人、太平洋諸島系、白人、そして人種欄に「不明」と記した人を含め、入学志願者総数は24万9,824人で1%未満の微減であったにもかかわらず、合格者数は増加した。

 カリフォルニア州の合格者の中で最大の人種グループは6年連続でラテン系が占め、これは主にマーセドとリバーサイドの合格者数が多かったため。他の7つのキャンパスでは、アジア系アメリカ人が最多の合格者グループだった。

 カリフォルニア大学全体では、ラテン系アメリカ人が39%、アジア系アメリカ人が33%、白人が18%、黒人が6%、ネイティブ・アメリカンが約1%の604人、太平洋諸島出身者が294人で1%未満だった。

 昨年同様、高等教育の全国的な傾向に従い、女性の合格者が男性を上回った。UCキャンパス全体では、秋の入学者の54%が女性、42%が男性。また、1がノンバイナリー、トランスジェンダーの男女がそれぞれ1未満、3%が異なる性自認または不明と答えている。UCバークレーとデービスは合格者の57%が女性で、最も男女間の人数差が大きかった。

 UCで最も新しいキャンパスであるマーセドでは、全体の合格者数が昨年の31,585人から60%以上増加し、50,662人となった。リバーサイドでは、51,345人から71,069人へと38%以上急増した。

 

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