【ロサンゼルス28日】平均的なアメリカ人がそれぞれの都市で住宅を購入するために必要な収入と、その住宅を維持するために支払わなければならない金額を示した住宅価格指数(RealtyHop’s Housing Affordability Index)に関する最新レポートから、全米の20都市のうち、最もお金がかかる8都市が南カリフォルニアにあることがわかった。
トップはロサンゼルスで、平均物件価格(110万ドル)と、この地域の平均収入(7万8671ドル)のうち、住宅所有に必要な支出が占める割合が99.33%と最も高かった。報告書によると、住宅ローンと税金の支払いで毎月かかる費用は $6,512.26にもなる。
その他南カリフォルニアでは、アーバインが3位、ロングビーチが5位だった。ちなみに、アーバインの物件価格中央値は147.5万ドルと全米一高い。
また、意外にも19位にランクインしたのは、かつては非常に手ごろな価格だったリバーサイドで、平均物件価格$631,000を維持するには、平均世帯収入$86,104の52%以上が必要となる。インランド・エンパイアの予想外の好景気と7%前後で推移する金利により、この地域は南カリフォルニアで最も物価の高い場所のひとつとなっている。
RealtyHop’sの指数は、住宅所有にかかる平均的な月額費用は3800ドル弱であると報告している。
不動産専門のUCLAのスチュワート・ガブリエル教授は、現在は金利の関係で市場に住宅があまり出回っていないが、それもすぐに変わるかもしれない、と予測。「セントラル・バレーやインランド・エンパイアのような、カリフォルニアのより手頃な地域に、より多くの住宅が建設されることに期待する」と話す。
南カリフォルニアからランクインしたお金がかかるその他の都市は、アナハイム(7位)、サンディエゴ(8位)、サンタアナ(12位)、チュラビスタ(14位)。