【ロサンゼルス30日】NPRによると、アメリカの空港で、プラカードを手にしたパイロットが並び、静かな抗議活動がおこなわれているという。プラカードに書かれているのは「Families FIRST. Fix ourschedule(家族第一!スケジュールを修正せよ)」「Future pilots are watching(未来のパイロットたちが見ている)」といったメッセージだ。
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現在、契約交渉をおこなっているのはユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空のパイロットたち。彼らの要求は勤務スケジュールの改善とワークライフバランスである。
パイロットをはじめ、客室乗務員といった仕事は、仕事のために家を空ける時間がどうしても長くなる。アメリカは広大なため、国内線であっても宿泊を伴う勤務になることもある。コロナ禍で大幅に従業員カットがおこなわれた航空業界では、人手不足が深刻化している。せっかく自身の勤務時間が終わっても、不足するパイロットをカバーするために続けて勤務せざるを得ないような場合も多いのだとか。NPRによると、あるパイロットは「以前なら1日、2日程度の出張で済んでいたのが、今では4日、5日と長期で宿泊を伴う勤務スケジュールが増えている」と話しているそうだ。また人手不足にさらに追い打ちをかけているのが、近年の異常気象による悪天候。これも勤務スケジュール問題の一因となっている。天候が悪化すれば、フライトの遅延や欠航にもつながり、従業員の勤務体系がより混乱しやすくなってしまう。
これらを踏まえて、航空業界に精通するアナリストは、今後航空券代が高くなることを予測している。パイロットや客室乗務員、整備士などの給料をあげればそれは航空券に跳ね返ってくるからだ。この抗議行動が他航空会社にも広がっていくのかどうかも含めて、動向を見守りたい。
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