【ロサンゼルス 15日】エリック・ガルセッティ市長は木曜日に最後の「ステート・オブ・シティ」演説を行い、2022-23会計年度の次期予算案の側面を強調した。
スピーチの中で市長は、街の安全と清潔さを保つこと、住宅の増加、ホームレスの収容、気候の緊急事態への対処など市の最も差し迫ったニーズと、それを予算で解決する方法について述べた。
ガルセッティ市長は、2100万ドルの気候平等基金の創設に言及し、この基金はエネルギー効率の高い建物に改修するために「十分な知識を持たない人や離職者」を雇用して訓練するために使われると主張した。
また、空気清浄機の配布や、暑さ指数が最も高い低所得者層に住む人々に新しい断熱材や涼しい屋根を提供するためにも使用される予定
である。
ホームレス問題の対処に関しては、今年度の歴史的な10億ドルの投資に匹敵する予算案を提示した。
また、ガルセッティ氏は、元収監者や住居のない若者100人を雇用した「クリーン・ロサンゼルス・ジョブズ」プログラムを土台に、よりクリーンな都市を目指すと述べ、今年は新たに800人の衛生作業員を雇う予定だ。さらに、市長は、新予算では市がロサンゼルス郡と提携して、メンタルヘルス対応チームを派遣することを強化するとも述べた。
市制施行規則では、市長は4月20日までに予算案を発表し、ロサンゼルス市議会が修正を加えた後、6月1日までに予算案を採択しなければならない。
市長は5営業日以内に変更点を承認するか拒否権を行使する責任がある。2022-23会計年度は7月1日に始まる予定だ。