「ジミー・キンメル・ライブ!」23日に放送再開 チャーリー・カーク殺害巡る司会者の発言で中止から一転(9/22)

【ロサンゼルス22日】「ウォルト・ディズニー・カンパニー」は22日、約1週間前に放送中止が発表されたABCの深夜トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」の放送を23日に再開すると発表した。

 この番組は先週、保守派活動家チャーリー・カークの銃撃死を受けて司会者のキンメルが番組内で発言した内容を理由に「無期限で放送差し止め」となっていた。

 ABCを所有する「ウォルト・ディズニー・カンパニー」は22日の声明で、キンメルの番組を休止したのは「わが国が感情的な局面にある中、緊迫した状況をさらに煽ることを避けるため」と説明。司会者の発言の一部は「時期尚早であり、したがって配慮に欠けていた」と付け加えた。

 ディズニーは「ここ数日間、ジミーと慎重な話し合いを重ねた結果、番組を火曜日に再開する決断に至った」と述べた。

 キンメルは22日時点で番組再開についてコメントしていない。

 キンメルは15日のモノローグで、「MAGA(トランプ支持者)集団はカークを殺害した少年を自分たちの一員ではないと決めつけ、この事件を政治的な点稼ぎに結びつけようと躍起になっている」などと発言。また、この事件に対するトランプ大統領の反応を嘲笑した。

 先週ディズニーが同番組を「無期限に差し替える」と発表する前、連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員長は同発言を「考えうる限り最も病的な行為」と批判し、「これによる放送免許剥奪の可能性もある」と述べ、ABC系列局に対して同番組の放送中止を要請した。

 

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