【ロサンゼルス28日】未婚者の増加は少子化に直結するだけに、無視できない問題。日本以上に未婚者の増加が大きな影響を及ぼしているのが韓国だという事実をご存知だろうか。
11月27日、韓国統計庁が発表した「人口住宅総調査結果で分析した韓国青年世代の変化」によると、満25〜29歳の年齢帯における未婚者が87.4%に達したことがわかった。つまり、同年齢帯でほぼ10人に1人しか結婚した人間がいないということを示している。比較数値として挙げ
ると、2000年では54.2%、2010年では76.7%となっているため、この20年間も着実に未婚者が増えているということがわかる。
これは20代だけの話にとどまらない。30代の未婚率も急増している。30〜34歳の2000年における未婚者の割合は18.7%だったが、2010年には38.7%、2020年には56.3%に増加している。
韓国国内では「将来が見えないのに結婚なんてできない」「自分の生活も苦しいのに家族を持つことは難しい」など悲観的な意見が目立っているという。
過去には「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」と評されたこともある。少子化は日本だけが抱えている問題ではないようだ。