サーファーが病気のアシカに噛まれて負傷 オックスナードの海岸(3/24)

【オックスナード22日】オックスナードの海岸でこのほど、サーファーの男性が病気のアシカに噛まれて負傷し病院に搬送される事故が起きた。

 男性はRJ・ラメンドラさんで、海岸から140メートルほど離れていたにも関わらず、アシカが追いかけてきた時の恐怖を振り返った。

 野生生物当局は2月下旬から、カリフォルニア沿岸の海域で有毒藻類が発生し、海洋生物に影響を与えているとして、海水浴客らに注意を呼びかけている。  

 マリブでは50頭以上のアシカが「ドウモイ酸」を摂取して病気になった。これは、アシカの餌となる魚介が神経毒の「ドウモイ酸」を含む藻類などを食べて汚染された可能性があるため。「ドウモイ酸」は哺乳類や鳥類にけいれん発作や脳損傷を誘発し、死に至らせる場合もある。動物も人間も、汚染された魚からドウモイ酸を摂取したり、感染した野生生物に接触したりすることで病気になる可能性がある

 カリフォルニア野生動物センターは声明で、ドウモイ酸に冒された海洋哺乳類の兆候として、発作や放心状態、無気力または昏睡状態などが含まれると説明。 このようなアシカは警告なしに突進したり噛みついたりすることがあるので、苦しそうにしているアシカなどの動物とは直接関わらないこと、とアドバイスしている。

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