全米で4日午後、緊急警報システムのテスト実施 携帯電話などにメッセージ送付(10/3)

【ロサンゼルス3日】全米の携帯電話、テレビ、ラジオを対象に、4日の米国東部夏時間午後2時20分ごろ、連邦緊急警報システムの全国テストが実施される。ワイヤレスの携帯電話を持っているほとんどの人は、自分の携帯電話に緊急警報メッセージを受信することになる。

 連邦緊急事態管理庁(FEMA)による緊急警報システムのテスト実施は、2011年11月から2021年8月にかけて6回にわたり実施されており、今回が7回目となる。

 携帯電話でテスト警報を受信した人には、 「THIS IS A TEST of the National Wireless Emergency Alert System. No action is needed.」とのメッセージが表示され、各携帯の言語設定に伴い自動的に翻訳される。

 FEMAによれば、障害を持つ人々が無線テストをより利用しやすくするため、警報には独特の音と振動が伴う。テレビとラジオの場合は、見聞きしている番組が中断され、メッセージが流れることになっている。

 2015年以来、FEMAは連邦法に基づき、少なくとも3年に1度、統合公共警報・警告システムをテストすることが義務付けられており、そのテストには緊急警報システム、無線警報システム、その他の警報・警告が含まれる。

 4日のテストは、広範な緊急事態が発生した場合に、できるだけ多くの人々に情報を伝達するための全国的な警報システムの技術的能力を評価するもの。10月4日に予定されていたテストが、異常気象のような他の緊急事態によって中止された場合、予備日として10月11日(水)がテスト日となる。

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