LA郡、屋内マスク着用を「強く推奨」→「個人の判断」へ緩和(1/27)

【ロサンゼルス27日】新型コロナウイルスの感染が減少していることを受け、ロサンゼルス郡の保健当局は26日、これまで推奨していた公共の屋内空間でのマスク着用を緩和すると発表した。

 マスク着用は、医療施設や老人ホームなど、特定の場所では引き続き義務付けられ、公共交通機関では推奨されるが、その他の多くの場合は今後、個人の判断に委ねられることになる。

 ロサンゼルス郡は、11月中旬にコロナウイルス感染率が住民10万人あたり週100人を超える「高レベル」に達したことから、公共の場での室内マスク着用を強く推奨していた。郡内のコロナ感染率は現在、住民10万人あたり週100人を下回る「低レベル」を保っており、26日の発表では週67人だった。ただ、家庭での検査キットが普及したために感染が当局に報告されない場合が増えているとも思われるが、下水道監視データはコロナ感染の減少を示唆しているという。

 26日、いつも通りマスクを着用して会見を行ったロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は、「マスクがもう役に立たないというわけではない」と念を押し、「マスク着用がコロナ感染を防ぐ効果的な手段であることを忘れないで」と述べた。

 フェラー局長はまた、重症化しやすい人やそのような人が家族にいる場合は、屋内の公共の場、特に人混みや換気の悪い場所ではマスクを着用し続けるよう強く推奨した。また、企業、学校、オフィスは、各自のルールを設定してマスク着用義務を継続することも可能。

 州の労働安全衛生規則では、コロナ陽性者と濃厚接触した労働者は、濃厚接触後10日間は職場でマスクを着用することが依然義務付けられている。感染者が検査キットによる検査で陰性となり隔離が解除された場合も、陽性反応または症状が出てから10日目までは職場でマスクを着用する必要がある。

ホームへ戻る

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。