Nakajima Chiropractic Center | ストレスと痛み・病気の関係 [後編] | LA健康

.

.

ストレスと痛み・病気の関係
[後編]

.

Nakajima Chiropractic Center
3656 E. Foothill Blvd. Pasadena, CA 91107
(626) 405-9209 info@drnakajima.com www.drnakajima.com
一般的なカイロプラクティック療法をはじめ、アプライドキネシオロジーを使った筋肉テスト、マッサージ、物理療法、サプリメント処方、リラクゼーションなど幅広い治療を行っている。

■質問にお答え頂いた方 中島一光先生
Doctor of Chiropractic

. 

よく「ストレスがたまると病気になる」「痛みが出るのはストレスのせいだ」といわれる声を聞きますが、それは間違っているわけではなく、ストレスと体の不調や痛みは、切り離せないほど深い関係があります。

【前編( 7月29日号)】では、ストレスがどのように体に痛みを起こすのかということをお伝えしました。ストレスが痛み・病気になるわけですが、その反対に、痛み・病気がストレスになることもあります。

例えば、ストレスは無いけれど、関節炎が出てくる場合もあります。関節炎になると炎症を起こしている部分を曲げるのが困難になってきます。手や指の関節炎だと細かい手作業やちょっとした荷物を持つのが辛い。足腰の関節炎だと、階段の上り下りやベッドの起き上がりが辛い。そのように日々の生活でできないことがあまりにも多くなってくると、それ自体がストレスになっていきます。

痛みからストレスにもなるし、ストレスから痛みにもなる。その二つは切っても切れないわけです。

カイロプラクティックはどのようにストレスを軽減できるのか。

カイロプラクティックでは、関節や筋肉の痛みの治療やストレスを軽減する治療を行う時に、重視する2つのポイントがあります。

一つは、「関節の可動域」がちゃんと動いているかということです。例えば、右に最大80度曲がらなければならない関節があるとします。しかし実際のところ右に50度しか曲がらない。その場合、たとえ痛みがなくても、カイロプラクティックの視点では、その関節は治療が必要と判断します。矯正治療をして、その可動域が元の正常に戻ったり可動域が増えると、血流が良くなります。血流が良くなると副交感神経の機能も上がり、ストレスを軽減することに繋がります。

そしてもう一つは、関節がズレていたり動かなかったりすることによる神経機能の低下です。関節がズレていると、100%の神経機能の働きが、80%や70%に減る可能性があります。ズレを矯正し関節が正常の位置に戻り正しく動くようになると、神経機能も向上していきます。神経機能が改善されることにより血流が良くなると、リラックスした状態をもたらしストレスが軽減される効果が期待できます。

ストレス軽減のポイント

1.関節の可動域を広げる
2.関節のズレを正常に戻す

関節炎の療法として、規則正しい食事も大切です。タンパク質・食物繊維・炭水化物・脂質・ミネラルをバランスよく含んだ食事。特に、ダイエット中に脂質を大幅にカットする方が多くみられます。脂質の摂り過ぎは体重増加や糖尿病を引き起こす恐れがありますが、脂質を全く摂らないことも問題となります。

例えば、部屋のドアにある蝶番(ちょうつがい)。キーキーと鳴る時には油をさすと音が止みます。それと同じで人間の体も脂質を適度に摂ることで、関節の潤滑油としての働きが高まりスムーズに動くようになるのです。

(8/3/2022)

.

.

.

.

.

ホームに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。