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トレーナー視点のダイエット【前編】
「人間の血となり肉となるホールフード」
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パーソナルトレーナーとして、クライアント一人ひとりに合ったトレーニングとともに、栄養面のアドバイスも行っています。
ダイエットのキーポントとなる三大栄養素は、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」。炭水化物は人間の活動のエネルギー源となり、たんぱく質は筋肉や臓器、肌、髪などを作り、脂質はホルモンを作る大切な栄養素です。様々なダイエットで、人間の体を作るこの三大栄養素の摂り方に焦点が当てられることは多いです。例えば、タンパク質を中心に脂質と炭水化物を抑えるサウスビーチダイエット、脂質を中心としタンパク質は20%に抑え炭水化物を排除するケトジェニックダイエット、タンパク質と脂質を中心に炭水化物を抑えるアトキンスダイエットなど、それぞれのダイエットで栄養の摂り方が異なります。
「Whole Food(ホールフード)」な食スタイル
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私がクライアントの方にダイエットの食事アドバイスをする際や、また私自身が健康を維持するために大切にしていることは、「豊かな大地や水に育まれた自然界の食べ物によって、私たちの体は作られている」ということです。炭水化物でも、タンパク質でも、脂質でも、できるだけ加工や精製されていない、ありのままの栄養をまるごと食べること、すなわち「Whole Food(ホールフード)」な食スタイルをおすすめしています。もともと自然のものでできあがっている私たち人間の体は、自然のものを消化吸収しやすく栄養になりやすくなっています。逆に加工されたものは吸収されにくく脂肪になりやすい傾向にあります。
確かにダイエットの際には炭水化物を減らすことが効率的な方法です。しかし、どうしてもお腹が空いてしまいます。もし炭水化物を摂るのであれば、加工精製されているパンや白米を避けて、その代わりに玄米やさつまいもなど自然な食べものを摂るほうが栄養を吸収しやすく、脂肪になりにくい。そして、その栄養が私たちの血となり肉となっていくというわけです。
次回は、トレーナー視点のダイエット【後編】「ダイエットとストレス」を紹介します。
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(5/25/2022)
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