Little Pine Consulting | 子どもの癇癪(かんしゃく) | LA健康

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子どもの癇癪(かんしゃく)

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Little Pine Consulting
323-285-2221
10736 Jefferson Blvd., #1046 Culver City, CA 90230
Chisato@LittlePineConsult.com
www.littlepineconsult.com
子供や大人の問題行動の軽減、適切な行動の増加・スキル習得(コミュニケーションや社会的スキルまたは社交術の向上ほか)、学校でのサポート(不登校ほか)など。

■質問にお答え頂いた方
小松千沙都, Ph.D., BCBA-D
Licensed Psychologist CA #PSY28666

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癇癪(かんしゃく)の定義は、そのお子さんによって異なります。泣き叫ぶ、寝転がって体をバタバタ動かす、物を投げる、叩く、言葉を発する年齢のお子さんであれば、大きな声で意思を伝えようとするなど、癇癪行動には様々なものがあります。泣いたり叫んだりしても、叩くなどの暴力をふるわないお子さんもいますし、物を叩きながらわめくといったように、問題行動を組み合わせるパターンもありますので、お子さんによって癇癪の定義は全く同じではなく、少しずつ違います。

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どうしたらいいの!? 買い物中の子どもの癇癪

親御さんからご相談いただく中でよくあるのが、「いっしょに買い物に行った時に、お店で子どもが癇癪を起こして困る」というケースです。例えば、お店で買ってほしいおもちゃを見つけた時に、お子さんは「ママ、おもちゃを買って」とおねだりするとします。お母さんは「この前もおもちゃを買ったばかりでしょ? 今日はだめよ、我慢しなさい」と言います。どうしてもおもちゃがほしいお子さんは、駄々をこねるかもしれません。それでも買ってもらえないと、さらに泣き出す子もいれば、お店の床に寝転がって泣き叫び出す子もいるでしょう。お母さんがなだめてもなかなかおさまりません。周りのお客さんたちの目も気になるお母さんは、仕方なくおもちゃを買ってあげます。おもちゃを手に入れると、お子さんは静かになってお店をやっと出ることができました。
 確かにその時は、おもちゃを買ってあげることによりお子さんが泣き叫ぶのは静まりました。では、次回お店に行った時はどうでしょう。

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なぜ子どもは癇癪を起すのか

癇癪は、全ての子どもが起こすわけではなく、起こさないお子さんもいます。一般的に生後15ヶ月くらいから出始めます。対応次第ではすぐにおさまる場合もありますし、2歳ごろまでにおさまる場合もありますが、ずっと長い間続く場合もありますので、何歳から何歳とは決められていません。
 子どもが癇癪行動を起こす理由として大きく次の4つが挙げられます。
■人(親)からの注意を引きたい ■宿題など嫌なものから逃げたい ■おもちゃなど欲しい物を手に入れたい ■身体的な問題:喉などに痛みや痒み、何かの疾患がある場合、叫ぶことにより不快感から解放されるなど。

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癇癪を改善するには、どうすればいいのか

「おもちゃが欲しい → ママが買ってくれない → 泣き叫ぶ → おもちゃを買ってくれる」
 このシステムが繰り返されることにより、癇癪行動はどんどん強化されていく可能性があります。どれくらいの期間、この癇癪行動が繰り返され蓄積されてきたか、どれくらいその歴史が繰り返されてきたのかということも、癇癪を改善する上で重要になってきます。
 癇癪行動を改善するためには、まずは親御さんが「なぜこの子は癇癪をおこすのか。癇癪によってこの子が得ようとしているものは何なのか」を理解すること。そして、その得ようとしているものを癇癪を起したからといって安易に渡さない、与えないということが大切になります。また、その子が得ようとしているものを、癇癪を起こすことによってではなく待つこと、落ち着いた状態で言葉を使うなどといった適切な行動をとることによって手に入れることができるように、そういったスキルを教えてあげるのも大切な鍵となります。
 先ほどのおもちゃを欲しがるお子さんの例でいうと、癇癪の改善の対処として、お子さんがお店で泣いてもわめいても欲しがっているおもちゃをその場所で買わないようにする。泣いていてもそのまま泣かせておいて、落ち着いたらおもちゃを買わないままお店を出る。確かに親御さんにとっては、周りの人の目が気になったり、見知らぬ人にどうすればよいか指示提案され、その場で癇癪がおさまるのを待つのは難しいと言う方もいらっしゃると思います。そういう場合は泣いたままでもそのままお子さんを連れてお店を出るといった対処方法もあります。大切なのはお子さんがたとえ欲しい物が手に入らなくても、癇癪を起こさずに自然にお店を出れるようになるまで忍耐強く続けることです。
 もちろん親御さんの判断で、必要な物は買ってあげるべきだと思います。また、欲しいおもちゃを買ってもらえなくても、お子さんが癇癪を起さなかった時には、「よく我慢できたね!」としっかりと褒めてあげることも大切です。

※子どもの問題行動や癇癪には個人差がありますので、まずは専門家にご相談ください。

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(4/20/2022)

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