「自分は4回目の接種必要?」追加接種が有効な人、そうでない人 研究者レポート(2/24)

【ワシントン24日】この時点で、パンデミックについてはっきりしていることは、COVID-19ワクチンは、たとえブースターを続けても、コロナウイルスを止めることはできず、また、感染から長期的に保護することもできない、ということである。

3回目の接種(ブースター)の直後は、抗体が急速に上昇する。しかし、その約1ヵ月後には低下し始める。その結果、3ヵ月後の感染防御率は50%程度に低下するという。

では、4回目の接種で再び防御力を高めるべきだろうか?

先週火曜日に発表されたイスラエルの予備的研究によれば、一般の人々にとって、その答えは「ノー」である可能性が高い。同じワクチン(この場合はファイザー・バイオテック社製またはモデルナ)を4回接種しても、3回接種した場合と比較して、感染に対する防御はほとんど強化されないというのである。

しかし、すべての状況において追加投与が無意味であると言うわけではない。高齢者やリスクの高い人には、重症化に対する防御を維持するために追加投与が必要かもしれないと、レジェフ=ヨーチェイは言う。

最新の研究の結果、4回目の投与後、3回目の接種直後とほぼ同じレベルまで抗体レベルが上昇したものの、感染に対する強い防御力にはならなかった。Regev-Yochayとそのチームは、追加投与は感染症のリスクを約10%から30%減少させただけであったと報告している。

Regev-Yochayと彼女の同僚は、4回目の接種は3回目の接種で失われた防御力をある程度回復させるが、それ以上に免疫力を高めることはないと結論づけた。

しかし、4回目の接種に対する研究が期待はずれの結果であったにもかかわらず、現在のワクチンは命を救うという点では非常に役に立っている。これまでのところ、ワクチンは「入院や死亡を防ぐのに良い仕事をしている」とレジェブ=ヨーチェイは言う。

実際、今月発表された研究では、3回の接種で、最後の接種から2ヵ月後のオミクロン感染による入院を約90%防げることがわかった。しかし、4ヵ月後には約80%に低下することがMorbidity and Mortality Weekly Reportで報告されている。

カリフォルニア州パサデナにあるカイザー・パーマネンテの疫学者、サラ・タートフを含む一部の科学者は、このわずかな防御力の低下を懸念している。

65歳以下の健康な人の場合、もともと入院のリスクが比較的低いので、この防御力の衰えは大きな問題にならないかもしれない。しかし、追加ブースターが、65歳以上の人々、リスク要因を持っている人々、免疫システムが低下している人々の重症化に対する保護を拡大するのに役立つと思われるとしている。

現在、いくつかの国ではすでに4回目の接種を進めている。火曜日には、スウェーデンは80歳以上の人々と老人ホームに住む人々に追加の予防接種を開始した。チリは55歳以上で3回目の接種を5ヶ月以上前に受けている人に4回目の接種を提供している。イスラエルでは、60歳以上の大人と基礎疾患のある人に4回目の接種を許可している。

 

 

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