サンフランシスコーロサンゼルス間の夜行列車 運行に向けて最終合意へ(4/9)

【ロサンゼルス9日】既存の鉄道線路を利用して、カリフォルニア州の経済と文化の中心地である2つの都市を豪華な夜行列車で結ぶという計画が、だんだんと現実的になってきた。

先月、ニューポートビーチを拠点とする交通機関の新興企業ドリームスター・ラインズは、全米で最も重要な貨物会社のひとつと合意し、サンフランシスコとロサンゼルスを結ぶ夜行便の実現に向けた第一歩を踏み出した。

ドリームスターはユニオン・パシフィック鉄道との間で覚書に調印し、ユニオン・パシフィックが所有する線路でドリームスターが列車を運行できるよう、両社が最終合意に至った。

ドリームスターの列車は、ロサンゼルス郡とサンフランシスコ湾岸地域を結ぶコーストライン鉄道を構成する線路を走ることになる。その線路はすでにアムトラックのパシフィック・サーフライナーやコースト・スターライトなどが使用している。

最終的な協定はまだ作成されておらず、合意もされていないが、もしそれが実現すれば、ドリームスターはこの2つの地域間の夜行旅客鉄道の独占運行を認められ、ある都市で乗車して眠りにつき、別の都市で目覚めるチャンスを乗客に与えたいと考えている。

ユニオン・パシフィック鉄道との提携は、ドリームスター・ラインズにとって、またアメリカにおける私鉄旅行の将来にとって、重要なマイルストーンとなり、このサービスを開始することで、豪華で環境に優しい旅行オプションを提供するだけでなく、アメリカにおける夜行鉄道旅行の豊かな伝統を活性化することができる。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。