犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.91

交通事故に遭った時の対処法

今週は交通事故に関しての質問をよく頂くので、知っておくべき事をまとめてみました!

①一番大切な事は、まず最初に怪我人がいるかどうかを確認すること。

怪我人がいる場合:すぐに911して下さい。

②多くの皆さんが交通事故イコール警察を呼ばなくては!と思っているようなので、解説します。

軽い衝突などは、アクシデントであり犯罪ではないため、必ずしも警察を呼ぶ必要はないのです。万が一呼んだ場合でもカリフォルニア州では事故による怪我がない場合、警察官はレポートを作成する義務はありません。

「そしたらどのように衝突が起こったか判断するの?」と思う方が多いと思います。

そのために保険会社が専門のInvestigatorを雇っているのです。交通専門の白バイ警察官が退職後に車両保険会社のInvestigatorになるケースが非常に多いそうです。

ただ相手が飲酒や薬を使用している場合、免許などの情報をくれない場合、態度が凶暴で危険を感じた時などは迷わず911しましょう。

③相手と交換するべき情報は以下

● 免許証 ● 車の保険証 ● 車のレジスト ● 電話番号

④現場の写真を撮ること

これは私が必ず行うことなのですが、相手の車のナンバープレートや車のキズ、天候や事故の場所が映るように写真を撮ります。万が一相手が嘘の証言を保険会社にした際に現場の状況は証拠になりますからね。

質問がある方はコメントに残して下さいね!

(3/21/2023)

プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指すNPO法人LOVE SPECTRUMを立ち上げ活動中。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍らSNSを通してLAのリアルを発信する。

インスタグラム:@1114lajpn

ベストセラー書籍

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実録LA初 日本人女性警察官

諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編

NPO法人 LOVE SPECTRUM
インスタグラム: @lovespectrum2021
ウェブサイト:lovespectrum.org/

らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

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「【警察官YURIのつぶやき】交通事故に遭った時の対処法」への1件の返信

  1. Yuri さんへの質問なのですが、事故の相手との情報交換で相手の免許証、車の保険証、車のレジストの写真をスマホで撮っても問題ないのでしょうか?
    何卒宜しくお願い致します。

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