犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.89

犬を平気で捨てるアメリカ人?

ロサンゼルス国際空港の地域をパトロールして早くも10年となる中で、目を疑うような事件を数々見てきました。

中でも忘れられないのが、動物を平気で見捨てる旅行客の多さにびっくりしたこと。

大切な愛犬と一緒に旅行に行こうと空港に来たものの、航空会社の規定にあったキャリアーでなかったなどという理由で愛犬が飛行機に乗れなくなり、なんとそのまま空港の外に放置し自分だけ搭乗していく人の数がものすごく多いのです。

放置された犬はどんな気持ちなのでしょうか。見知らぬ場所で飼い主に捨てられる。考えられません。

このように放置されてしまった動物は、911により通報が入り悲しいですがアニマルシェルターに引き取ってもらうことになってしまいます。

動物の放置や虐待は、カリフォルニア州では違法として扱われています(Penal Code 597)

動物はペットでなく家族、大切にして欲しいです。

(3/7/2023)

プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指すNPO法人LOVE SPECTRUMを立ち上げ活動中。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍らSNSを通してLAのリアルを発信する。

インスタグラム:@1114lajpn

ベストセラー書籍

実録LA初 日本人女性警察官

ロス市警統一採用試験合格までの道のり編

実録LA初 日本人女性警察官

諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編

NPO法人 LOVE SPECTRUM
インスタグラム: @lovespectrum2021
ウェブサイト:lovespectrum.org/

らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

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「【警察官YURIのつぶやき】犬を平気で捨てるアメリカ人?」への2件のフィードバック

  1. ゆりさん質問が有ります。
    20数年程前に知人に私の拳銃お売りました、2人でポリスステーションに行き彼にトランスファーしたいと言つたら貴方がレジスターしているので何も必要が無いと言われましたが、未だ私の名前で登録されているので、取り消す方法わありますか。
    未だ私はオリジナルのレシートお持つています。当時はこれで良かつたかもしれませんが、犯罪にでも使われたらと心配です。
    私事ですが、私の日本の家族は警察関係が多く妹も交通警察官でした、いわゆるミニパトカー勤務でしたけど。
    以上よろしくお願いいたします。

  2. 永田有理 様、

    初めまして。
    先月、倫理モーニングセミナーでの講和を拝見しました。
    とても良いお話でした。
    私と同じような体験をなされ、苦労されたお話を聞いて、若い時代の自分を思い出しました。
    私は70年に渡米しましたが、日本の企業では働かずに居て、それ以来こちらの会社で仕事をしてきました。
    ですから、永田さんのお話の隅々まで理解できました。
    1月に川柳「自負心ぞファーストペンギン我こそは」をマジックベルTVのマジックベル川柳に投句したら入選されました。
    有理さんは正にファーストペンギンです。
    貴方に続く第2、第3のペンギンの誕生を希望して下さい。
    ご検討をお祈り致します。

    加藤洋勝

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