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犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。
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Vol.67
現在、米国で大きな問題となっている史上最悪の危険薬物フェンタノールについてお話しします。
フェンタノールとは、ほんの微量を摂取、最悪触れるだけで細胞から体内に入り込み、死に至る危険性がある恐ろしい科学物質です。薬物の強さで例えるとヘロインの50-100倍と言われています。
以前まで、警察官が麻薬を発見した場合、その場で検査を行い麻薬の種類を確認していました。しかし、フェンタノールが出回り始めてから、知らずにそれらに触れてしまった警察官や消防隊が倒れる事件が続出。ロサンゼルスでは警察官が現場で麻薬検査を行うことが禁じられる様になりました。
そして驚くことに、ロサンゼルスでは1週間で7人以上の子供がフェンタノールを大量摂取し、病院へ運ばれるという事態に。見た目がカラフルでキャンディーのようなため、子供たちが躊躇せず簡単に手を出してしまうとのことです。
多くの警察官や看護師がSNSを使ってフェンタノールの危険性を呼びかけようとしていますが、その度にそれらのコンテンツは削除されるというのも現状です。
薬物が次々に合法化されていくこの米国で一体何が起こっているのか。想像すると恐ろしいです。来週はフェンタノールについて、もっと詳しく解説しますのでお見逃しなく!
Stay Safe, Everyone!!!
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ggg.
プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務
日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当
インスタグラム:@1114lajpn
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ベストセラー書籍
実録LA初 日本人女性警察官: ロス市警統一採用試験合格までの道のり編
amzn.to/3HqAAoo
実録LA初 日本人女性警察官: 諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編
amzn.to/3HqBBoo
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NPO法人 LOVE SPECTRUM
インスタグラム: @lovespectrum2021
ウェブサイト:lovespectrum.
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む
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(9/26/2021)
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