「LA Zoo」でカリフォルニアコンドルの赤ちゃん5羽が誕生 絶滅危惧種に期待の繁殖シーズン(4/9)

【ロサンゼルス9日】「LA Zoo」でこのほど、絶滅の危機に瀕しているカリフォルニアコンドルのヒナ5羽が孵化した。今期の繁殖シーズン最初の孵化で、さらに多くのヒナの誕生が期待されていると動物園が発表した。

 動物園の発表によると、最初の卵は1月初めに動物園で産み落とされ、繁殖期が早く始まった。最初のヒナは3月1日に誕生し、この2週間でさらに4羽が孵化した。

 動物園のコンドル飼育係、マイク・クラークさんは声明で、「同園のコンドルのペアは忙しい産卵シーズンを迎えている。2024年の産卵シーズンが終わるまでに、あと4、5個の卵を産むと期待している」と話した。

 ヒナは、米国魚類野生生物局と地元、州、連邦の政府機関、先住民部族、非政府組織と多岐にわたる団体の協力により運営されている州のコンドル回復プログラムの一環として、動物園で繁殖・飼育されている。

 動物園で繁殖されたコンドルの子供はすべて、本来の生息地に放される候補になるという。

 園側によると、「LA Zoo」は1967年に野生で保護された栄養失調の幼鳥「トパ・トパ」を迎えて以来、カリフォルニアコンドルを飼育している。1983年までに、カリフォルニアコンドルは地球上に22羽しか残っていなかったため、魚類野生生物局と州の魚類狩猟委員会は、この種の飼育下繁殖プログラムを作ることに合意した。2023年12月現在、世界には561羽のカリフォルニアコンドルがおり、344羽が野生で暮らしている。

 同動物園によると、生息地の減少、農薬汚染、微細ゴミの消費、動物の死骸から発見された鉛弾の破片やショットペレットを食べることによる鉛中毒などが原因で、コンドルの生息数は日々変動しているという。近年では、高病原性鳥インフルエンザも脅威となっている。

 カリフォルニアコンドルは北米最大の陸上鳥で、翼は9フィート半に及ぶ。コンドルの成鳥は、身長約1.5メートル、体重17~25キロになり、15000フィートの高さに舞い上がることができ、一日150マイルまで移動することがあるという。コンドルは、ハゲワシや他のスカベンジャーと同様に、鋭い視力を駆使して食べ物を見つける。コンドルズは、鹿、牛、クジラやアザラシなどの海洋哺乳類を含む大型哺乳類の死骸を食べる。

 「LA Zoo」の展示動物にカリフォルニアコンドルは含まれていないが、火曜日を除く毎日12:30から13:00まで、「鳥の世界」ショーの隣にあるピクニックエリアでコンドル・スポッティングに参加すれば、その姿を見ることができる。

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