【ロサンゼルス16日】米国疾病対策センター(CDC)は、呼吸器疾患を引き起こすRSウイルスが全米で拡大しているとして、警戒を呼びかけています。
呼吸器系疾患で入院する子どもが増加しており、全米の小児病床の使用率は過去2年で最多。オレンジ郡では、郡内で子どものウイルス感染が増えており、入院や救急処置室で治療を受ける件数が記録的な数字に達しているとして、今月1日緊急事態宣言を発表しました。RSウイルスは飛沫や物の表面などを介して感染します。
米国の1歳未満の子どもの気管支炎や肺炎の原因はこのウイルスが最も多く、CDCは「5歳未満の子どもが重症化しやすい」としています。国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は「マスクを着けなくなり、人と集まることも増え、感染症の患者が急増する恐れがある」と語っています。
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